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　香川県は、老朽ため池の計画的・効率的な整備を推進するため、２０１５年度に県営ため池等整備（一般型）で新規８地区を含む12地区の老朽ため池整備に取り組む。同事業は農業用水の安定確保や効率的な利用のほか、災害発生を未然に防止する狙い。このほか、松尾上池など７池の調査計画に着手し、次年度以降の新規採択を目指す。
　ため池の決壊による被害を未然に防止し老朽化の著しいため池の補修改修を行う、県営ため池等整備（一般型）で15年度は新規地区として離島分のじょぼ谷池（小豆島町）をはじめ、▽小田池(高松市）▽玉の池（東かがわ市）▽才の池（東かがわ市）▽粟井新池（観音寺市）▽大坊池（三豊市）▽中池（三豊市）▽久詰池（東かがわ市）―の８地区に着手する。このうち、じょぼ谷池は堤体工38�bや取水施設と洪水吐工の各１カ所の老朽箇所の改修実施設計と改修工事に着手する。予算額は６８２５万円。久詰池も老朽化している堤体工１５１�bと取水施設２カ所、洪水吐工１カ所の改修に着手するため実施設計と改修工事に新規着手する。予算額は７３５０万円。いずれも15年度完成の見込み。
　また、８池のうち、じょぼ谷池と久詰池の２池を除く小田池など６池は15年度に実施設計のみ着手する。
　このほか一般型の継続地区として▽平池・前池（高松市、取水施設工１カ所、洪水吐工１カ所、９５５５万円）▽西原西池（高松市、堤体工１７２�b、取水施設工２カ所、９４５０万円）▽山神池（三豊市、堤体工99�b、取水施設工２カ所、洪水吐工１カ所、１億０５００万円）▽砥石川池（観音寺市、堤体工30�b、洪水吐工１カ所、６８２５万円）―の４池の老朽ため池整備を継続する。
　新規８地区のうち実施設計のみの６地区は上半期早期に詳細設計やボーリング調査に着手。継続地区４地区と併せ、実施設計と改修工事を行う新規２地区は落水以降の下半期に工事着手する見込み。
　一方、調査計画に着手するのは、ため池の老朽化が進み、ため池改修の必要性があると位置付けられた▽松尾上池（東かがわ市）▽小森谷池（高松市）▽松ケ浦池（坂出市）▽一の谷池（観音寺市）▽土井ノ池（観音寺市）▽室本池（観音寺市）▽慢陀羅池（観音寺市）―の７池。
　15年度に現地調査により堤体の堤防、取水施設、洪水吐など改修に伴う概略計画や概算事業費などを盛る事業計画を策定し、次年度の事業採択を要望する。