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日刊建設タイムズ社
2015/04/09

【千葉】港湾・海岸で社会資本整備計画/県港湾課/地域活性化41億円、防災・安全84億円

県県土整備部港湾課は、千葉県における安全・安心・にぎわいのある港湾・海岸の整備(地域活性化)と同(防災・安全)の2つの社会資本総合整備計画をまとめた。地域活性化では、総事業費40億9400万円で千葉港・千葉中央地区などの緑地整備、係留施設などの港湾事業を実施。防災・安全では、総事業費約84億円で物揚場、岸壁などの港湾事業と水門、排水機場などの海岸事業を実施する。計画期間はいずれも2015〜19年度の5か年。同計画は社会資本整備総合交付金を受けるために作成した。
 地域活性化は、県内港湾の施設整備や長寿命化対策を実施し、物流機能の拡充・強化を図り、安全で使いやすい施設を提供。それにより、港湾利用者の利便性の向上、住民の憩いの場など、魅力ある港湾空間を形成し、産業・地域の振興並びに地域経済の活性化を図ることを目的とする。
  対象となる港湾・地区は、千葉港・千葉中央地区、同・千葉南部地区、木更津港・吾妻地区など。事業内容は緑地整備、係留施設、道路、岸壁、防波堤、波除堤など。千葉港・千葉中央地区では、事業費14億5000万円で1・5haの緑地整備、護岸工・緑地工などを実施する。
  このほか効果促進事業として、事業費8100万円を投じ、千葉中央地区、千葉市・千葉港地区などで照明灯設置、情報提供施設、旅客船の運行実験などを予定している。
  一方、防災・安全は、@県内港湾の施設整備や長寿命化対策を実施し、物流機能の拡充・強化を図り、安全で使いやすい施設を提供することにより、港湾利用者の利便性の向上、住民の憩いの場など、魅力ある港湾空間を形成し、産業・地域の振興並びに地域経済の活性化を図るA潮・津波等による被害を防止するため、海岸保全施設の整備を推進し、安全・安心な県民生活の確保を図る――ことを目的に事業を実施。
  港湾事業の港湾と地区は、千葉港・千葉中央地区、同・八幡地区、同・葛南中央地区など。事業内容は物揚場、岸壁、道路、防波堤、橋梁、電気防食など。海岸事業は、千葉港・千葉中央地区、同・船橋地区、同・市原地区、木更津港・木更津南部地区などを対象に、胸壁、水門、排水機場、長寿命化計画の策定などを実施する。このうち船橋地区では、事業費11億8600万円で水門3基、排水機場3基の更新などを予定している。k_times_comをフォローしましょう
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