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日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/04/20

【埼玉】県災防埼玉支部が三大安全宣言運動

 建設業労働災害防止協会埼玉県支部は17日、さいたま市内の建産連会館研修センター大ホールで2015年度「三大安全宣言運動 埼玉」の開始式を行った。会員企業、関係団体など100人余が参加し、労働災害の絶滅を誓った。
 あいさつに立った真下恵司支部長は、3年目を迎えた同運動について「これまで2年の経緯と会員の意見を踏まえて、短期間、小規模な現場も含めて、より多くが参加できるように配慮している。幅広い現場、会員に参加いただけるようお願いする」と危険ゼロの現場を実現していくために運動の拡大へ協力を求めた。
 来賓として出席した阿部充埼玉労働局長は、最近の労働災害、死亡災害のデータから「昨秋以降は発生件数が減少している。みなさんの尽力の結果が出ている。不断の取り組みがいい方向に動いている」との感想を述べるとともに「同運動は画期的な取り組み。歩みを止めることなく、一丸となっての取り組みは心強い」と期待を寄せた。
 運動開始宣言は、島村健副支部長が「分会および会員はもとより、専門工事業者団体などと連携し、埼玉県内における建設業の労働災害の絶滅を目指して、三大安全宣言運動 埼玉をここに開始し、これを積極的に推進することを宣言する」と述べ、運動がスタートした。
 その後、建災防労働災害防止活動推進員会の大串宗一委員から同運動の実施要領についての説明があった。
 第2部として研修会が行われ、埼玉労働局労働基準部健康安全課の大鷲亨主任労働衛生専門官が「建設業における労働災害防止について」と題して講話を行った。