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日刊建設タイムズ社
2015/04/27

【千葉】設計はプロポで6月公告/館山市食の拠点施設/全体基本設計と直売所等実施設計

館山市農林水産課は、公設地方卸売市場跡地に整備する食の拠点施設について、本年度で基本・実施設計に着手する。設計はプロポーザル方式での委託を予定し、6月ごろに公告する。基本設計では、敷地全体のレイアウトなどを行い、実施設計は、2017年度までに先行整備する農産物直売所と一部加工施設、レストラン、トイレなど対象に実施する。直売所等は16年度に着工、17年春のオープンを目指す。設計費は当初予算で470万円を計上した。
  同事業では、昨年度で「たてやま食のまちづくり協議会」を中心に「たてやま食のまちづくり計画」をまとめた。同計画では「食のまちづくり」の拠点として、地域農水産物を活用した、直売・加工・飲食・体験等の総合的機能を持った施設を整備するとともに、24時間利用可能な「道の駅」としての施設を整備することとした。
  事業は段階的に整備し、17年度までに農水産物直売所と簡易な加工施設、レストランを整備。その後、18年度までに初期段階の整備を完了させ、22年度の全体完成を目指す。直売所等は当初は市で管理・運営を行うが、その後、民間への移行を検討する。
  同跡地は全体約2・2haあり、このうち約1350u(駐車場除く)に、拠点施設として農産物直売所、加工施設、農村レストラン、フルーツパーラー、体験・研修室、市民農園・体験農園、駐車場などを整備する計画。
  このほか同跡地を拠点に、地元産品のイチゴ、ビワ、マンゴー等のフルーツなどの年間を通じた商品展開、「さんが揚げ」など地元特産品の新商品開発、「食」をテーマにしたパッケージツアー、学校給食への食材提供による食育推進、高齢者・福祉施設等への配食サービスなど多様な事業展開を想定。また、近接する県企業庁から譲渡を受けた館山工業団地、国指定史跡の里見氏城跡稲村城跡の3つの拠点を連携させた観光客の誘致など、広範囲な事業展開を想定している。
  食のまちづくり計画による拠点施設の整備概要は次の通り。
  ▽トイレ60u=男10、女10、多目的1(24時間可能)▽駐車場5000u=普通車80台、大型車10台、職員用10台等▽加工施設240u=果実のピューレ等ができる果実加工施設50u、野菜のカット等ができる野菜加工施設50u、惣菜の製造ができる惣菜加工施設30u、商品開発のためのラボ20u、保管用大型冷凍庫40u、付帯施設50u▽農産物等直売所350u=地域農産物の直売を行う(売場250u、バックヤード60u、事務所40u)▽農村レストラン200u=ビュッフェ方式、室内60席・120u、屋外30席・40u、厨房40u▽フルーツパーラー50u=果実等の加工品であるジュース、アイス、スイーツを提供する喫茶。室内20席・30u、屋外8席・10u、厨房10u▽体験・研修室150u=1クラス30人が食の体験ができるキッチン方式の施設とし、イベント時の厨房としても活用。また、市民農業塾の座学を行える研修室等とする(体験教室80u、研修室70u)▽情報発信・休憩室50u=館山の食に関わる情報、道の駅に資する情報発信と休憩ができる施設▽回廊等200u▽貯水池・公園1500u(公園・一体型の貯水池を設置)▽市民農園・体験農園=市民農園等2000u(農塾・一般60区画、高齢者・障害者農園活用向け農園5区画、体験農園)、施設50u(農機具倉庫・休憩・トイレ等の一体型施設)k_times_comをフォローしましょう
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