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日刊建設タイムズ社
2015/05/14

【千葉】実施設計の一般競争公告/成田市の大栄地区小中一体型校舎/6月12日開札、事業費約50億円

成田市教育委員会は13日、「大栄地区小中一体型校舎新築工事実施設計業務委託」の事後審査型一般競争入札を公告した。開札日は6月12日。予定価格は1億3903万円(消費税抜き)。最低制限価格は8082万1000円(同)。設計工期は2017年3月31日。設計は、大栄中学校の敷地内に統合小学校及び中学校の一体型校舎を建設するための建築(総合・構造)、電気設備、機械設備、グラウンド整備工事等外構工事及びプール解体工事、道路拡幅の各実施設計と、雨水調整池基本設計及び実施設計など。
  同事業は、児童数の減少する大栄地区の大須賀小、桜田小、前林小、津富浦小、川上小の5校を統合し、大栄中学校(伊能125)の敷地内に小中一体型校舎を建設する。敷地面積は6万7116・89u。
  昨年度で基本計画・基本設計をまとめている。基本設計では校舎と屋内運動場を一体的に整備し、建物規模をRC造一部S造3階建て延べ約1万4500uとした。事業費は約50億円を見込む。基本設計は丸川建築設計事務所(岡山県岡山市北区駅前町1―5―18)が担当。
  既存の大栄中学校の施設を使用しながら新校舎等を整備し、新校舎等の完成後に既存施設を取り壊す。事業スケジュールは、15〜16年度の2か年で実施設計を行い、17年度に造成工事に着工。その後、本体工事に着工し、22年度の開校を目指す。
  ただ、地元からは早期の開校を求める声があることから、今後、開校時期を早めることができないかを検討する。
  本年度は実施設計のほか、既存プールの解体工事も予定。解体するプールは、プール本体が25m×17m8コース鋼製一体型。基礎はφ300が42本。付属棟はCB造平屋建てカラー折半葺。プールサイドがRC造470・80u。工事は秋の発注を予定している。
  大栄中学校の既存施設は、校舎がRC造3階建て延べ5642・94u(83年築)、屋内運動場がRC造一部S造2階建て延べ1761・01u(83年築)、技術棟がS造平屋建て延べ519u(83年築)。
  基本設計による施設の概要は次の通り。
  ■基本設計での施設概要
  ▽計画地=成田市伊能125▽敷地面積=6万7116・89u(実測面積)
  ▽校舎・屋内運動場=RC造一部S造3階建て延べ約1万4500u(計画面積)
  【校舎エリア(約1万1110u)】
  ▽普通教室22教室、特別支援教室4教室▽特別教室=図書室、パソコン教室(小、中)、音楽室(小、中)、理科室(小、中×2)、図工室、英語教室、被服室、調理室、技術室、美術室、少人数教室×5▽管理諸室、その他=@校長室、副校長室、職員室、事務室、応接室、会議室、保健室(小、中)Aカウンセリング室、放送室、配膳室、面談室、防災倉庫、更衣室B多目的室×2、オープンスペース、Cエレベーター、多目的トイレ
 【屋内運動場エリア(大アリーナ約2210u、小アリーナ約880u)】
  ▽大アリーナ=アリーナ、ステージ、器具庫、更衣室、トイレ、ランニングコース▽小アリーナ=アリーナ(柔剣道場兼用)、器具庫▽児童ホーム(約300u)=プレイルーム×2、静養室、事務コーナー、トイレ
 【その他(屋外施設)】
  ▽メイングラウンド(200mトラック)、テニスコート3面、多目的練習場(野球場・サッカーコート)、駐輪場・屋外便所・体育倉庫、バスロータリーk_times_comをフォローしましょう
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