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建通新聞社
2015/05/15

【大阪】大阪市弘済院付属病院 基本設計を15年度

大阪市福祉局は、弘済院付属病院建て替え計画で、2015年度は基本設計の外注を予定している。5月下旬以降に委託時期など詳細を決める方針。
 現施設は、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ5715平方b。1969〜71年の建設で、施設老朽化のほか、耐震性能が不足している(Is値0・42〜0・54)。病床数は90床。場所は吹田市古江台6ノ2ノ1。
 2014年度に基本構想を策定済みで、病床数は現規模を維持する計画。14年度実施業務は、建て替えに伴う基本計画策定業務(委託先=システム環境研究所・吹田市)と建て替えに係る基盤整備計画策定支援業務(同=新洲・高槻市)。
 同病院の所在地敷地内には、付属病院のほか、既存施設(第1、2特別養護老人ホーム)や旧老人ホーム(14年10月に施設廃止)などがあり、全体敷地面積は約10万平方b。
 当初計画時には、民間事業者による一体的な開発なども模索されていたが、13年度に実施したマーケット・サウンディング(市場調査)を踏まえて、一体的な開発を断念、付属病院は市が責任を持って再整備することとなっている。
 付属病院建て替えでは、現敷地の一部売却により建て替え費用を捻出する方向で検討しているが、詳細は今後決めるとしている。