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建通新聞社(東京)
2015/05/20

【東京】都 カヌー・スラローム会場の基本設計委託でプロポ

 東京都建設局は、「カヌー・スラローム競技会場整備基本設計」の委託先特定に向けたプロポーザル手続きを開始した。延長300bのスラロームコースや同200bのウォームアップコース、面積約1万7000平方bのフィニッシュエリアなどを配置するとともに、水の流れを作り出すための機械・電気設備や、競技・管理諸室などを恒設施設として新設する。22日まで参加表明書を受け付けた後、25日〜6月4日に技術提案書の提出を求め、ヒアリングなどを経て6月26日までに選定。7月9日に見積もり合わせを行った上で業務を委託する。
 カヌー・スラローム会場は、当初予定していた、葛西臨海公園内を変更し、隣接する都有地(葛西水再生センターの一部、江戸川区臨海町6ノ1)に新設する。
 国際オリンピック委員会(IOC)や国際競技連盟(IF)が定める最新の基準や会場・競技要件を踏まえつつ、土木構造物として延長300bのスラロームコースや同200bのウォームアップコース、面積1万7000平方bのフィニッシュエリア、ボートエスカレーター2基、橋梁2基(橋長50bと20b、幅員はともに4b)、5f程度の外構を整備する。
 また、コース内の水を循環させるための設備として、起流ポンプや浄化設備、配水ポンプ、受変電設備、高圧受電設備、電源設備、自家発電設備を配置。併せて延床面積900平方b規模の競技関連諸室や同700平方bの施設運営関連諸室、同1600平方bの管理諸室を新築する。
 今回委託する業務の中で、葛西臨海公園との一体的な利用を考慮した跡地利用計画も踏まえ、各コースやフィニッシュエリアの形状、幅、水深、勾配、落差工などを検討し、構造特性や施工性、経済性、維持管理性などの観点から3案の提案を求める。同様に設備機器についても配置や各種配管・配線経路、システムを検討し、容量や出力を固めていく。納期は2016年5月31日。