トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2015/05/20

【鳥取】県土整備部/6月補正案総額123億円 補正後の前年度比2・8%の減へ

 県土整備部は19日、総額123億円の「6月補正」予算案をまとめ、県議会主要各会派に説明した。2015年度当初の骨格予算を肉付けするもので、補正後の同部予算は465億8000万円。前年度同期(479億5000万円)に比べて13億7000万円少ない2・8%減。11年度以来、4年ぶりに前年度を下回った。
 今後、知事査定を経て6月5日開会予定の6月定例会(〜26日)に提案する。
 6月補正は国認証ベースで骨格予算に上積み。6月補正後の予算が前年度を下回った大きな要因は、社会資本整備総合交付金の減を受けた道路橋りょう事業が前年度比8億6000万円の減になったことが全体に影響した。
 一般公共事業は95億4400万円を補正。補正後の総額275億1900万円は前年度比5・1%減。このうち補助事業は、国の内示に合わせ地域高規格道路3路線に12億5600万円を追加した。補正後の総額は岩美道路が21億8000万円、倉吉道路と倉吉関金道路で5億6000万円、江府道路は3億8000万円になった。
 このほか道路事業は、橋りょう修繕や落石対策、舗装補修などを数多く手当てしたほか、道路ストック総点検や橋りょう点検を各管内で実施する。河川事業は塩見川の今年度事業費が5億7000万円に膨らみ、精進川には1億4600万円を投入する。
  一方、単県公共事業の補正額は12億5200万円。補正後の総額は92億5200万円で前年度比1・6%減。砂防事業では小規模急傾斜対策19カ所に3億7000万円を追加し、新規事業化調整費に江浪谷川(若桜町)など6カ所を挙げて調査費5200万円を補正する。また、鳥取空港では駐車場の拡張に4790万円を充てる。
 6月補正案の内容は次の通り。
※一般公共事業95億4400万円(補正後275億1900万円)
▽道路橋りょう事業=72億2200万円(岩美道路、倉吉関金道路など)。
▽街路事業=1億2300万円減(国認証減)。
▽河川事業=9億3700万円(由良川、日野川など)。
▽ダム事業=500万円(朝鍋ダム)。
▽砂防事業=10億9800万円(六日市中谷川、大内木下地区急傾斜など)。
▽港湾事業=4400万円減(鳥取港、田後港、米子港)。
▽治山事業=2億9330万円(田原谷地区、久連地区など)。
▽漁港事業=1億2500万円(境漁港、泊漁港など)。
▽道整備交付金事業(広域農道)=2800万円(岩美2期地区)。
※一般直轄事業15億0600万円
▽道路、河川、砂防の直轄負担額。
※単県公共事業12億5200万円(補正後92億5200万円)
▽道路事業=5億2700万円(道路維持修繕費)。
▽河川事業=1億9080万円(河川維持修繕費)。
▽海岸事業=940万円(海岸保全基本計画改訂)。
▽砂防事業=4億4500万円(高宮谷川、黒川谷川ほか)。
▽空港事業=4790万円(鳥取空港の駐車場拡張)。
▽治山事業=3190万円(外邑地区、大倉地区ほか)。