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北陸工業新聞社
2015/05/22

【石川】1棟に2世帯を配置/白帆台の木造公営住宅建設/県建築住宅課

 石川県土木部建築住宅課は、内灘町の白帆台ニュータウンにおける公営の木造住宅団地計画について、間取りの中心を子育て世代向けの2LDKから3LDKとするとともに、2世帯を1棟として床面積を確保し周辺住宅との調和を図る方針だ。今年度に基本設計を進め、来年度からの実施設計に備える。委託方法は検討中である。
 同計画は昭和40年代に建てられた同町内の鶴ケ丘県営住宅10棟・268戸の建て替えにあたり、その一部を同町白帆台2丁目地内の白帆台ニュータウンH街区約2万4000平方メートルへ移転する内容。
 白帆台における木造の戸建て住宅新築110戸と、鶴ケ丘団地敷地内における集合住宅建て替え120戸を組み合わせて全体約230戸規模とする。スケジュールは白帆台が先行し、鶴ケ丘が追いかける格好となる。
 先行する白帆台は内灘町と連携し、全体110戸のうち町が20戸程度を町営住宅として建設する。また、建設地一帯ではすでに電線類が地中化されるなど地区計画に則り、美しい町並みが形成されていることを踏まえ、公営住宅は木造平屋もしくは2階建てとする。
 鶴ケ丘県営住宅については近くに病院や店舗などがある立地条件を踏まえ単身高齢者向けの小規模な住戸を中心に供給する。