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建通新聞社
2015/05/25

【大阪】大阪府 IR・うめきた事業費を補正案に

大阪府は、5月定例会にIR(統合型リゾート)関連と、うめきた関連の事業費を含む補正予算案を上程する。IR事業費は、IRを契機とした夢洲のまちづくり構想策定に向け、大阪市が実施を予定している検討調査費の2分の1を補助する。補助金額は3798万4000円。5月定例会の会期は5月28日〜6月11日。
 IR関連の検討調査では、▽夢洲土地利用関連検討調査▽臨海部交通アクセス検討調査▽夢洲埋立検討調査―の3点を実施。
 夢洲土地利用関連検討調査は、観光拠点の形成など新たな機能を盛り込んだ夢洲全体のまちづくり方針、導入機能・規模・ゾーニングなど土地利用計画、需要・波及効果・民間事業者提案内容などの分析、作成を行う。臨海部交通アクセス検討調査は、夢洲の計画人口を踏まえた交通計画とインフラ整備計画(構想)のほか、鉄道整備計画(〃)、鉄道の開発・整備段階に応じた臨海部幹線道路の改良計画(〃)と夢洲域内道路配置計画(〃)を作成する。夢洲埋立検討調査は、事業の必要性・事業手法の妥当性を含めた夢洲2区の埋立工法の立案と最適案の検討を行う。
 検討調査は、IR推進法の成立が条件。 
 一方、うめきた2期関連では、市の事業に対する補助として、新たに債務負担行為の設定を行う。期間は2015〜56年度で、限度額は77億7104万2000円。
 うめきた2期区域まちづくり方策等検討事業では、民間事業者の2次公募で、より優秀な提案を得て、まちづくりの効果を高めるため、大阪市・UR都市機構と連携して公募要項の作成に向けた検討を行う。また、うめきた地区(大阪駅北大深西地区)土地区画整理事業の調査設計に対する補助と、大深町(うめきた2期)地区防災公園街区整備事業のみどり化の実現に必要な公園整備事業に対し補助する。