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日刊建設タイムズ社
2015/05/25

【千葉】トンネルと橋梁・横断歩道橋/県道路環境課が長寿命化修繕計画/ダイヤと福山に委託

県県土整備部道路環境課は、本年度でトンネルと橋梁及び横断歩道橋の長寿命化修繕計画をまとめる。トンネルと横断歩道橋の長寿命化計画の策定は今回が初めて。対象となるのは、トンネルが県管理の136か所。橋梁及び横断歩道橋は県管理の橋梁2147橋と横断歩道橋107橋。
  トンネルは、計画を策定することで、損傷に対する修繕費の効果的な投資方法や中長期年間予算の平準化を図る。また橋梁は、昨年度でまとめた橋梁及び横断歩道橋長寿命化基礎資料を活用し、予防保全的な修繕への転換を目的とした計画に見直す。
  計画の策定業務は、トンネルをダイヤコンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区新田町5―10)、橋梁及び横断歩道橋を福山コンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区新町18―12)に委託する。委託金額はトンネルが1100万円(予定価格1164万円)、橋梁及び横断歩道橋が1460万円(同1776万円)。委託工期はいずれも契約日から150日間。
  トンネルの主な業務内容は@基本方針A短期計画及び中長期計画策定B長寿命化修繕計画策定C維持管理ガイドライン作成など。
  基本方針では、これまでの検討結果をもとに指標を定め、対策の優先順位を設定。そのうえで短期、中長期の計画を策定する。短期計画では、年間予算を変動させた条件での対策完了期間等の検討を行い、効果を確認し、計画を策定。中長期計画は、中長期の維持管理費をもとに、年間予算の平準化を図った計画をまとめる。
  また維持管理ガイドラインは、管理水準による維持管理を確実に実施するため、点検や評価の具体的な方法など必要事項を検討し、作成する。
  一方、橋梁及び歩道橋の業務内容は@基本方針の立案A損傷状況の精査・分析B長寿命化修繕計画の策定C千葉県橋梁定期点検要領案の修正など。
  基本方針の立案では、県がまとめた基礎資料の結果を踏まえ、修繕計画の目的を明確にし、社会情勢や維持管理方針及び財政の状況等の要因を考慮し、修繕計画の基本方針をまとめる。また、基礎資料の結果をもとに、劣化要因、架橋位置の環境等をとりまとめ、個々の橋梁の損傷状況の精査・分析等を行い、修繕計画を見直す。
  同課は13年度までに道路ストックの総点検を実施し、トンネルや横断歩道橋の現状を把握するとともに、劣化状況を診断・分析した。昨年度でこれらをもとに、ライフサイクルコストの縮減や最適な修繕方法、修繕時期を検討。
  橋梁長寿命化計画については、10年度に計画をまとめているが、同計画は橋長15m以上などの776橋について策定した。その後、国庫補助等を活用し、道路施設の点検を実施したことから、これらの点検結果をもとに計画を見直し、県内にある橋長2m以上の2147橋すべての橋梁を対象に計画をまとめる。k_times_comをフォローしましょう
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