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北陸工業新聞社
2015/05/28

【新潟】工期32カ月、18年度供用へ/エコパークいずもざき新処分場基本計画まとまる/県環境保全事業団

 公益社団法人新潟県環境保全事業団(坂本洋司理事長)は27日までに、「エコパークいずもざき第3期最終処分場(管理型)建設事業」について、基本計画をまとめた。工期に32カ月(2年8カ月)を想定し、16年度の着工、18年度内の供用開始を目指している。
 基本計画では施設の配置計画や各種構造物の整備計画などを示しており、今後進める実施設計で詳細を詰めていく。工期は準備工事に3カ月、貯留構造物含む造成工事に24カ月(切土、盛土、法面保護工24カ月、うち地盤改良17カ月)、遮水工事(ベントナイト混合土、遮水シート張工、漏水検知システム設置工等)に16カ月、その他設備工事(雨水側溝、地下水集排水管、浸出水集排水管、ガス抜き管、道路舗装工等)に24カ月、浸出水処理施設建設工事に25カ月を見込んでいる。
 エコパークいずもざきは、出雲崎町大字稲川地内にある産業廃棄物処理施設で、97年に1期、04年に2期工事を実施している。第3期では約5・27ヘクタールの敷地に、セメント混合土の敷設などによる地盤強化、強度に優れた遮水シート、ベントナイト混合土による多重遮水対策、最新鋭の漏水検知システムを備えた「管理型最終処分場」と、最新鋭の水処理設備をはじめ、多重安全機能を備えた水位計測センサーなどを設置した「浸出水処理施設」を整備する。新処分場の容量は現行の6割程度の約93・7万立方メートル(埋立期間=約13年間)で、浸出水処理施設の規模は520立方メートル/日を想定。総事業費に約100億円を見込んでいる。
 現在縦覧を行っている「エコパークいずもざき第3期廃棄物処分場建設に伴う環境影響評価準備書」について、出雲崎町内の2カ所で住民説明会を実施する。3日に稲川ふれあいセンター、4日に西越地区農村環境改善センターとなっており、いずれも午後7時からとなる。