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建通新聞社
2015/06/03

【大阪】阪神高速 建設コン業務低入札基準など変更

阪神高速道路会社は、建設コンサルタント業務などの低入札価格調査の基準を変更し、6月1日以降の公告案件から適用を始めた。これまで契約制限価格(予定価格)の2分の1(50%)として設定していた調査基準価格を最高85%まで引き上げたほか、価格評価点の算出式も改訂。低入札による成果物の品質低下を少しでも防ぎたい考えだ。
 調査基準価格は契約制限価格が500万円を超える案件に適用。これまで、「測量」「建築等設計」「土木設計」「地質調査」「補償」のいずれも一律に契約制限価格の2分の1として算出していた。今回の変更では、国の制度に倣い、業務種別ごとに係数などを設定。契約制限価格に対する調査基準価格の設定範囲は、「測量」「建築等設計」「土木設計」「補償」が60〜80%、「地質調査」が66・6〜85%となる。
 価格評価点は同社独自の制度。従前の算出式によると、落札率100%で0点、落札率0%で満点となる直線的な評価を実施していたが、今回の改訂では、調査基準価格率を頂点に加点することとした。例えば、調査基準価格率80%、価格評価点50点満点の案件なら、落札率80%の場合に満点の50点を加点。そこを頂点として、落札率の高低両側に60%と100%までの入札について評価点数を減じ、落札率60%以下と100%で0点となる(表参照)。