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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/06/03

【群馬】西毛広幹道整備など推進 県高崎土木の本年度主要事業


県高崎土木事務所(桑原幸治所長)は、本年度の事業概要を明らかにした。県が掲げる7つの交通軸構想の一つ、西毛広域幹線道路(西毛広幹道)高崎西工区を始め、高崎渋川線の無電柱化、富岡バイパスとの接続が待たれる吉井北通り線の整備などを進める。さらに高崎市と藤岡市を結ぶ寺尾藤岡線バイパスでは用地買収を本格化させ、早期着工を目指す。
【西毛広幹道・高崎西工区】
高崎市箕郷町上芝〜下里見町間4・7qのバイパス整備。総事業費は94億円を見込む。昨年度発注された16件の工事に続き、本年度はボックスカルバートとそれに伴う地盤改良など7件の工事発注を予定する。工事内容や発注時期は検討中。計画通りに工事が進めば、年度末には事業進捗率(事業費ベース)が50%を超える見込みだ。
【はるな郷B地区】
高崎市箕郷町松之沢の防災対策事業。急傾斜地の崩落を防ぐ擁壁工事などを行っている。整備延長は240m。2013〜17年度までの5カ年計画で、総事業費は2億円。昨年度末で事業進捗率は43%となった。本年度は重力式擁壁工(L30m)を計画。8月ごろの工事発注を予定する。
【あら町下室田線】
高崎市飯塚町〜上並榎町間の歩道再整備。マウントアップの歩道を拡幅し、セミフラット化する。14年度に事業着手し、16年度までの計画で整備を進める。整備延長は1250m。これまでに半分の整備が終わり、本年度はさらに350m程度整備する計画だ。総事業費は1億3000万円を見込む。
【高崎渋川線】
現場は高崎市住吉町。沿線の電線類を地中化するとともに、歩道の勾配を緩和するなどの改良を行いバリアフリー化を図る。道路両側計400mを4年計画で整備しており、本年度で完了する予定。本年度は長野堰用水の付け替えや電線地中化工事を予定しており、現在発注方法の検討を進めている。
【寺尾藤岡線バイパス】
高崎市と藤岡市を結ぶ新たなバイパスを整備する。藤岡土木事務所と分担して整備に当たる。高崎土木施工分は高崎市山名町の1・9q。現在用地買収中で、これまでに25%の買収が完了した。また本線整備に関連した、沿線住民の生活道路の構想が固まり、用地買収がさらに進む見通しとなった。着工時期については明らかにしていないが、早期の着工が期待される。
【国道254号バイパス】
一連の富岡バイパス4車化事業。甘楽町から吉井町の間を富岡工区(L540m)と小棚本郷工区(L1480m)に分けて整備している。富岡工区では本年度小棚城橋の上部工と橋面舗装まで仕上げる予定。続く遠出居橋上部については着工は未定。小棚本郷工区は、道路改良L380mを予定する。
【吉井北通り線】
高崎市吉井町の主要路線、高崎神流秩父線と富岡バイパスを結ぶ道路。L1500mにわたる道路新設事業で、本年度末で本線の整備率は90%を超える見込み。本年度は道路改良L160mなどを予定。供用は17年度の計画だ。
【下仁田安中倉渕線】
高崎市上里見町地内の拡幅と線形改良を行う。間野公民館先工区と保古里工区の2カ所で整備を計画しており、間野公民館先工区は本年度で完成する予定。保古里工区については、本年度設計をまとめる。同工区には沢が流れており、橋梁またはボックスカルバートを整備する。