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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/06/04

【群馬】県太田土木事務所2015年度事業概要


県太田土木事務所(舘野温良所長)は、2015年度の事業概要を公表した。本年度当初事業費は単独14億円、補助23億円の計37億円とした。このうち、7つの交通軸構想に関連する事業費には9・7億円を投じ、主要地方道大間々世良田線バイパス笠懸薮塚工区、国道354号新田尾島工区4車線化、主要地方道太田大間々線バイパス新田薮塚工区、主要地方道桐生伊勢崎線阿左美大原工区を進めていく。また、主要地方道前橋館林線の新田大根町交差点で改良事業を開始する。
大間々世良田線バイパス笠懸薮塚工区は、みどり市笠懸町鹿から太田市大原町にかけて、南北にL3400m、W22・75m(両側歩道W3・5mずつ)のバイパス道路を新設するが、このうちL460mが太田土木事務所管内。県桐生土木事務所管内では、すでに工事が開始されており、太田土木事務所でも太田・みどり両市の行政境から工事が始まる。夏ごろから道路工事2件を発注するほか、南側で放流管渠工事も行う。
国道354号新田尾島工区は、4車線化に向け拡幅している新南跨線橋の舗装工事や照明設備工事に取り組む。来年度には事業が完了となる。
太田大間々線バイパス新田薮塚工区は、新田小金井町から山之神町を走る一般県道桐生新田木崎線L1900mを4車線に拡幅改良するもので、昨年度から用地買収を行っている。本年度も引き続き用地買収と補償を行っていく。
桐生伊勢崎線阿左美大原工区も用地買収のほか、補償調査算定と補償を実施する。現道L1・1qの4車線化と両側への歩道整備、交差点改良2カ所が計画されている。
交差点改良は5事業へ3・8億円を措置。新規の前橋館林線新田大根町交差点は一般県道大原境三ツ木線と交わっており、同交差点は小学校が近く、横断歩道橋が1カ所ある。同事務所は、4方向へ右折レーンを設置する計画で、本年度は測量設計に着手する。
前橋館林線世良田交差点では、交差点改良に加え流末排水路工事も実施する。未着手箇所でも文化財調査や用地買収などを継続する。
足利伊勢崎線では、一般県道太田桐生線との丸山交差点と国道50号との只上西交差点の2カ所で交差点改良を行うとともに、2つの交差点を結ぶ区間の歩道整備を実施する。本年度は用地買収を進め、歩道部で改良工事も予定している。また、一般県道古戸館林線の古戸交差点では、用地買収と補償を行っていく。
河川関係は、5事業へ6億円を投入する。石田川上流工区は昨年度発注の橋梁工事を進めつつ、取水堰の整備工事を発注する。同川流域調整池整備事業では、E池の建設地で用地買収を進める。
八瀬川河川改修では、太田市の区画整理事業の状況次第で、上期末に護岸工を発注する。
聖川河川改修は、昨年度から新たな中流域で用地買収に着手している。本年度も用地買収を進行させつつ、護岸工も上期末に発注する。大川河川改修も東武鉄道橋の整備や護岸工のほか、取水堰の設計も行う。
無電柱化事業は、3事業へ9000万円を配分する。新規では、西矢島町の国道407号両側で電線共同溝整備を開始する。測量設計はオウギ工設(前橋市)へ委託され、これから作成するところ。工事はL600mの両側で計画しており、事業期間は20年度までの5年間を見込む。
前橋館林線2期工区では、昨年度に発注済みの詳細設計や補償業務を続けていく。継続の一般県道鳥山竜舞線では、NTTや東京電力の引き込み管の整備を委託する。