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北陸工業新聞社
2015/06/09

【福井】合同開発跡地で売買契約/JR福井駅近接の中央1丁目

 かつて複合施設の建設計画が頓挫し、現在はコインパーキングとして運用されている、JR福井駅近接の合同開発跡地(福井市中央1丁目=写真)について、今春、土地の売買契約が交わされたことがわかった。個人が所有しており、今後の動向が注目される。
 対象となるのは、甘露司飛嶋の周辺で、エリアスや福井駅南暫定自転車駐車場の南側。福井駅前南通り沿いに位置し、福井駅周辺地区地区計画区域内となっている。
 この一帯ではかつて、居住施設や店舗、事務所で構成の複合施設(10階建て)を新築する「城の橋通り地区優良建築物等整備事業」が浮上。一部解体が行われたものの、12年1月に代表施行者の合同開発が自己破産を申請し、計画が頓挫した。
 その後、停止状態が続き、14年度には、福井市公共事業等評価委員会が同事業を審議。中止が妥当との判断を示したうえで、「対象地区は中心市街地活性化に重要な場所。土地が細分化されぬよう地権者と対話し、当初の計画主旨に沿って有効活用が図られるよう進めてほしい」との意見を表明していた。