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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/06/17

【山梨】ポンプ更新へ詳細設計 笛吹市富士見地区の冠水対策

 笛吹市は本年度、石和町富士見地区の冠水対策事業として、ポンプ施設の詳細設計を予定している。発注は夏ころとなる見通しだ。
 開会中の市議会6月定例会において、荻野謙一議員の一般質問に河野正美建設部長が答えたもの。
 ポンプ施設は渋川排水機場内のもので、設置から50年が経過している。年度内に設計業務を完了させ、来年度の施工を視野に入れているが、業務を進めていく段階で工事期間の検討も行う考え。同時に、対策の一環として井戸地区における水路整備も計画されている。秋には発注となる見込みで、未整備区間のL250mで水路改修を図る。
 同事業においては、2014年度にA450haを対象としたシミュレーションを実施しており、この結果、渋川沿いで冠水が発生していることが示され、ポンプ施設の更新を含む対策が必要と確認されている。
 市では、同事業を防災の重要課題のひとつとして位置付け、国の補助金獲得に向けて概算要望を提出していることも明らかにした。