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北陸工業新聞社
2015/06/22

【富山】インターンのあり方など議論/担い手確保・育成協県部会開く/整備局富山

 北陸建設界の担い手確保・育成推進協議会富山県部会(部会長・松井健一北陸地方整備局富山河川国道事務所長)が19日、同事務所で開かれ、インターンシップのあり方など、今年度の活動内容について議論した。
 冒頭、松井部会長が、「協議会は、北陸建設界の担い手の現状や課題に関する認識を共有し、担い手不足に対して、建設関係団体・教育機関・関係行政機関等が一体となり、担い手の確保・育成の取組を推進する目的で昨年10月に設置された。本日はこれまでの議論を踏まえ、今年度の進め方を確認する。皆さんと連携し、実のあるものにしたい」とあいさつ。
 議題では、インターンシップの募集状況が報告。県建設業協会と県測量設計業協会、県地質調査業協会の会員企業に対し、受け入れを依頼した結果、建設業で29社、コンサルタント業で18社の登録があり、現在学生の受け入れを募集中であることが説明された。
 県インターンシップ推進協議会が運営するサイトも紹介し、参加企業の受入情報や実習内容といった記載状況を確認。インターンシップの実施結果は年度末にデータを整理し、マッチングにつなげていく。北陸地方整備局のHPで、担い手協議会の関連情報を発信していることも報告。
 一方、大学と建設系高校への講座の開設予定も説明。県立大学ではカリキュラムとして、今年度と来年度に各7回講座を開き、整備局の各事務所担当者が講師を務める。高校は4校で現場見学会、講座を開催する。
 なお、インターンシップに関し大学関係者からは、「学生が参加しやすいよう、募集期間を9月下旬まで広げてほしい」、「ニーズはある。日程や交通アクセスなどの情報を丁寧に書いてもらえば、より参加しやすくなる」、業界団体関係者は、「日程がバラバラでは対応が難しい。一定期間の中で実施したい」などの意見が出された。