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建通新聞社
2015/06/24

【大阪】9月に提言 大阪府市都市魅力戦略推進会議

大阪府市都市魅力戦略推進会議(橋爪紳也会長)が6月22日に大阪市役所で開かれ、大阪都市魅力創造戦略主要プロジェクトの取り組み状況が報告された。9月をめどに2020年に向けた大阪全体の都市魅力創造の方向性について、提言を取りまとめる方針。
 出席した委員からは、「インバウンドは、キャパを越えているぐらい(盛況)だ。新しい考えの導入などがあっても良い」(嘉名光市大阪市立大学大学院都市系専攻准教授)。「国土交通省は20年代には成田・羽田両空港の発着能力がオーバーフローになると予測している。推計はオリンピックを加味していないので、それを踏まえると関空の担う役割は拡大するのでは」「新しい観光ルートの提示でも、大阪の観光拠点としての位置付けは変わらない。大阪発の広域ネットワーク化に向けた取り組みが必要」(太下義之三菱UFJリサーチ&コンサルティング芸術・文化政策センター長)といった意見が出された。
 また、経済界からも「関西のゲートウェイとして大阪の果たす役割は大きい。定住促進も含めた展開を」(関西経済連合会)との声が出た。
 大阪都市魅力創造戦略主要プロジェクトは、「水と光の首都大阪の実現」「文化施策の評価・企画・シンクタンク機能の構築」「世界の観光客が憧れる大阪の実現」の3つを重点事業として展開してきた。ことしが計画最終年度に当たる。