トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2015/06/24

【京都】大宮小など4校で長寿命化 工事費13・3億円以内想定 計画策定プロポは7月選定

 京都市教育委員会は、大宮小学校など4校において、環境に配慮した学校施設の長寿命化事業に着手する。
 対象校は、校舎の改修が大宮小学校(北区大宮中ノ社町37/校舎延5298u。大宮小のみ給食室の改築を含む)、鏡山小学校(山科区御陵血洗町18/校舎延6065u)、西ノ京中学校(中京区西ノ京永本町7−1/校舎延5216u)の3校、プールの改修が双ケ丘中学校(右京区花園岡ノ本町4−13/プールRC造300u)。
 整備対象は原則として築30年を超える棟。必要に応じ、エレベーターの設置や外構も整備する。ただし体育館は整備対象としない。校舎の主な改修内容は[環境配慮]@高効率照明への更新(LED照明含む)A屋上の断熱Bライトシェルフの設置、[経年化対応]@屋上防水更新A外壁・内壁改修B床・天井改修C主要給・排水管更新D電気設備更新E法令既存不適格改修、[バリアフリー対応]@1階部分について校舎間・部屋間の車いす移動を円滑にするA昇降機(11人乗り)の設置(1校につき1基)、[防災機能強化]@強化ガラス化A非構造部材の耐震化B受水槽非常時水栓設備、[学習環境改善]@トイレ改修(未改修のみ)、[京都らしさ、地域の誇りを取り入れる]@内装をみやこ杣木により木質化。プールの主な改修内容は▽プール水槽の改修(FRP素材またはステンレスを使用したプール水槽を設置する)▽濾過機等設備機器の固定・更新等▽給排水管に係るフレキシブルジョイントの設置▽プールサイドの改修▽老朽化した附属物の改修。
 予算は校舎3校で12億6000万円以内、プール1校で7000万円以内の計13億3000万円以内を見込む。大宮小の給食室改築は別途予算化する。
 27年度は基本計画を策定するにあたり、「環境に配慮した学校施設の長寿命化事業(第6グループ)にかかる基本計画策定業務委託」を公募型プロポーザルで業者選定するため、6月23日に公告した。申請書等は6月30日まで受け付け、技術提案書は7月15日まで受け付ける(担当は教育委員会事務局総務部教育環境整備室(学校施設リニューアル担当))。ヒアリングを実施し7月下旬に受託候補者を選定する予定。参加資格は▽27年度京都市競争入札参加有資格者名簿に登載▽一級建築士事務所としての登録を有している▽22年4月1日以降、日本国内の地方公共団体(国の機関を除く)が発注した学校校舎(幼稚園は除く)の新築、改築又は改修の設計業務、又は基本計画策定業務を受注した実績など。委託期間は28年3月15日まで。委託業務の上限契約額は1400万円(税込)。
 27年度の基本計画策定を踏まえ、28年度に基本設計・実施設計を行う。工事は29年度に実施する考えで工期は校舎が10ヵ月以内、プールが7ヵ月以内を見込む。