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建通新聞社(中部)
2015/06/26

【愛知】犬山市 東之宮古墳整備 基本設計を7月

 犬山市は、6月補正予算案に歴史的資産保存・継承費として、史跡東之宮古墳整備事業の基本設計委託料696万円を計上している。予算案議決後の7月に基本設計を委託する予定だ。
 東之宮古墳を恒久的に保護し、市民の憩いの場や生涯学習の場として整備する。今後、史跡東之宮古墳整備委員会を開催し、古墳を史跡公園として整備する検討を進め、設計に反映させる。併せて墳丘の盛土流出防止工事を行う予定だ。
 事業計画は、2015年度に古墳整備基本設計と墳丘保存工事、16年度に実施設計と東之宮社移転、地下遺構保存発掘調査、17〜18年度に実施設計と公園整備工事、19年度に工事完成。
 東之宮古墳は白山平山の山頂にある前方後方墳で、全長78b、前方部の幅員43b、後方部の幅員47b。隣接して東之宮社がある。1973年の調査で三角縁神獣鏡などが出土し、75年に国の史跡に指定されている。
 市内には83年に同じく国の史跡に指定された青塚古墳があり、96〜2000年にかけ発掘調査と史跡公園整備が行われている。
 東之宮古墳の所在地は北白山平7。

提供:建通新聞社