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日刊建設工業新聞
2015/06/29

【鳥取】2015年度道路予算は総額168億円/県土整備部が6月補正予算成立を受け集計 6月補正79億円を配分

 6月県議会最終日の26日、補正予算が成立したのを受け、県土整備部は2015年度一般公共の道路関係予算78億8800万円を各事務所に追加配分(第5次)した。知事選があったため骨格予算を肉付けしたもので、配分累計は総額167億7500万円となり15年度の実質予算が固まった。
 国の認証額をもとに、同部は「6月補正」で骨格予算を肉付け。この結果、昨年度同期の配分額181億円に比べ13億円の減となった。改良系の社会資本整備総合交付金が減らされたことが大きな要因。
 5次配分の内訳は、補助事業の地域高規格道路3カ所に12億5600万円、社会資本整備総合交付金(通常・広域連携)13カ所に5億6900万円、防災・安全交付金356カ所に60億3300万円。
 防災・安全交付金では橋梁補修92カ所に10億9900万円、橋梁調査費4カ所に4800万円のほか、舗装補修や構造物修繕、災害防除など維持系カ所を中心に数多く手当て。防災シフトが一層、進んだ格好になった。また、トンネル総点検11カ所に6100万円、国道・県道の道路ストック総点検には9億7900万円(補正後11億円)を追加。すでに業務の発注に着手している。
 主な事業カ所は国道178号岩美道路に8億7600万円を配分し、今年度予算21億8000万円を確保。浦富IC以東の東工区で3号橋下部工を促進する。国道313号倉吉関金道路は3億1500万円を追加して5億6000万円とし、小鴨2号橋下部工を推進するほか小鴨ハーフIC付近の地盤改良に着工する。国道181号伯耆橋工区は2億3300万円を配分して日野川に架ける歩道橋の完成に近づける。
 各県土整備事務所、局の配分は次の通り。( )カッコ内は累計額
▽鳥取県土=84カ所に27億5200万円(129カ所に59億3400万円)。
▽八頭県土=70カ所に6億6400万円(91カ所に14億5100万円)。
▽中部県土=63カ所に15億2800万円(106カ所に27億2900万円)。
▽米子県土=77カ所に17億4200万円(130カ所に37億6300万円)。
▽日野県土=76カ所に9億8800万円(111カ所に22億4200万円)。
▽本庁=LED、トンネル長寿命化、点検など5事業に2億1000万円(8事業に6億5500万円)。