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秋田建設工業新聞社
2015/06/29

【秋田】市町村橋梁等長寿命化連絡協議会 県内コンサル対象に点検現地講習

 秋田県建設・工業技術センターやNPO法人秋田道路維持支援センター(ARMS)、県内25市町村で構成する「市町村橋梁等長寿命化連絡協議会」は、本日29日から7月1日までの3日間、県内点検コンサルタントの技術者を対象に「道路施設点検技術(現地)講習会」を行う。県内コンサルタント技術者の技術力向上や、一定の技術水準確保を目的に実施するもので、秋田県道路メンテナンス会議が共催。同協議会がコンサルを対象とした現地講習会を行うのは初めてのこと。
 連絡協議会は25年6月、県内25市町村が管理する道路ストックの長寿命化における課題や対策を協議する場として、道路メンテナンス会議設立より前に発足。技術職員不足などで点検の実施が困難な市町村がある状況を踏まえ、必要な道路施設の長寿命化を進めるため設置されたもので、県や秋田大学、秋田県立大学、秋田工業専門高等学校がアドバイザー。道路メンテナンス会議では同協議会がアドバイザーの役割を担っている。
 昨年度からは、地方自治体が管理する道路橋やトンネル、道路附属物などの点検業務を、協議会に包括発注する動きが加速化しており、協議会が県内コンサルタントに入札で委託している。協議会が主催する今回のような講習会は、コンサルが包括発注で指名を受ける際の要件にもなっている。
 今回の講習会は、各日午前・午後の6回に分かれ、合計約180名が受講。主要地方道秋田岩見船岡線の八田大橋(秋田市太平八田)で床版や桁、橋台の近接目視点検、打音検査などを実施する。
 なお、秋田県道路メンテナンス会議では、道路管理者の診断技術を向上させるため、県内自治体の道路管理者を対象とした「(仮称)道路施設点検研修会」を今年9月に開催する予定としている。

提供:秋田建設工業新聞社