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日刊建設タイムズ社
2015/06/30

【千葉】一宮川流域対策に64億円/河川整備の社会資本総合整備計画/一体的な水の安全確保を

県県土整備部河川整備課は、2015年度からの河川整備の社会資本総合整備計画を公表した。県と7市を交付対象とする「災害に強い千葉県の河川整備の推進」、県と市川市を交付対象とする「災害に強い千葉県の河川整備の推進(防災・安)緊急対策」の2計画からなる。洪水などによる被害を防止するため、当面概ね10年に1回程度発生が予想される規模の降雨(時間当たり50o程度)に対し、県内河川の一体的な水の安全対策を実施することを目標とする。
  「災害に強い千葉県の河川整備の推進」は、河川事業37(うち県事業29)、ダム事業7(堰堤改良事業2、長寿命化計画策定5)の合計44事業を実施。事業費は河川事業320億400万円、ダム事業13億5000万円(堰堤改良13億円、長寿命化計画5000万円)。
  河川事業では、県が一宮川流域治水対策河川事業に64億9200万円、旧江戸川地震・高潮対策河川事業(津波・高潮・耐震対策)に42億2100万円、海老川流域治水対策河川事業(飯山満川含む)に22億9000万円、印旛沼広域河川改修事業に24億8100万円、根木名川広域河川改修事業(下流)に15億5000万円、栗山川河川改修事業に12億4700万円、九十九里河川圏域総合流域防災事業(真亀川)に10億3300万円などを予定。
  一宮川流域治水対策は、茂原市の調節池・築堤・護岸が56億200万円、一宮町・睦沢町・長生村の築堤・護岸が8億9000万円。旧江戸川地震・高潮対策は築堤0・3q・護岸・地盤改良1・33qなど。海老川は用地買収・調節池・護岸、印旛沼広域河川は築堤・護岸・橋梁、根木名川は副水路・築堤・橋梁などを予定。
  また市では、柏市が利根川圏域総合流域防災事業(上大津川)として事業費10億6900万円で用地・護岸・橋梁4基、また船橋市が印旛沼流域貯留浸透事業として事業費2億4000万円で校庭貯留5か所などを予定する。。
  一方、緊急対策は真間川水門など特定構造物改築事業(延命措置)、真間川総合治水対策特定河川事業、作田川広域河川改修事業など13事業を総額87億5700万円で実施する。
  市では、市川市が事業費4億6100万円で大柏川都市基盤河川改修事業を実施。事業内容は護岸・橋梁などを予定している。k_times_comをフォローしましょう
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