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建通新聞社(中部)
2015/06/30

【愛知】清須市 初の市施行の区画整理 新清洲駅北土地区画整理事業

 清須市は、市施行の区画整理事業としては初となる新清洲駅北土地区画整理事業の第1回審議会を、6月26日に開催した。ことし1月30日に事業計画決定を告示し、本格的な工事着手は2017年以降になる予定だ。
 同事業は、清須池新田、清須狐穴、清須下御替地、清須蓮池などを区域とする事業面積約5・24fが対象。区域内は標高約3bの平坦な地形で、狭あいな道路沿いに土地が利用がされ、農地や未利用地も多く混在している。道路も市道西清洲土田線が地区東西を横断しているが、ほとんどが狭あい(幅員4b以下)で本数も少ない状況。
 区域周辺は、北東側を都市計画道路助七西市場線、南東側を県道新清洲停車場線、北西側を都市計画道路西清洲上条線、南西側を名鉄名古屋本線に囲まれている。また、区域東側を流れる五条川の河川改修整備と併せて計画されている名鉄本線の高架化と調整し、区域内の土地利用を図る。
 計画では、新清洲駅前に約2500平方bの駅前広場、駅前広場と助七西市場線を結ぶ都市計画道路3・4・360新清洲駅前北線を整備する。同線は延長約150b、幅員18bで、幅員3b片側1車線の車道と、両側に幅員3bの自転車歩行者道と1・5bの植樹帯、1・5bの停車帯を設ける。現公共道路面積約4834平方bを、都計道や区画道路を含め約1万6000平方bに拡張する。また、駅前広場北西側に730平方bの1号街区公園、新清洲駅前北線東側に846平方bの2号街区公園を整備する。
 区域内は、現フィール清須店周辺を複合用地、新駅前広場前を駅前用地、区域東側を一般住宅用地として整備。現在、区域内を市道西清洲土田線が横断しているが、整備後は区域内を通り抜けできない道路配置とする。
 総事業費は51億1539万円を見込んでいる。主な内訳は、道水路・調整池・公園緑地など築造費が7億3441万円、整地費1億2744万円、仮設道路費4712万円、調査設計費5億8987万円、その他工事費7億5576万円など。
 今後のスケジュールは、16年度に仮換地などの準備作業、17年度から工事着手し、事業完了は2041年3月末(清算期間を含む)を予定している。

提供:建通新聞社