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建設新聞社
2015/07/03

【東北・山形】酒田駅周辺整備事業の「対話型市場調査」を公募

 山形県酒田市は、旧ジャスコ跡地などを一体的に整備する「酒田駅周辺整備事業」へ参加する意向がある事業者からアイデアやノウハウなどの考え方を聞く「対話型市場調査」(意見交換)を行うため、実施要領を公表した。
 対話型市場調査の対象者となるのは、事業の実施主体となる意向を有する法人および法人グループとする。参加表明書の提出は今月31日までで、提案書の提出は8月31日まで。提案書の項目は▽開発コンセプト▽施設の内容▽土地利用計画▽事業の組み立て▽事業スケジュール▽概算整備費用▽市への要望など▽対話の希望日時および参加予定者―の8項目とする。
 対話(意見交換)の実施は、提案書提出から9月15日までの間に個別に行う。対話の結果は9月下旬に公表する予定で、この結果を基に酒田駅周辺整備事業の計画概要を定め、11月にも事業者公募の手続きを開始する方針だ。
 市では、昨年度に酒田駅周辺約9fを対象とした「酒田駅周辺地区グランドデザイン」を策定した。この中で、短期整備事業エリアとして位置づけた旧ジャスコ跡地と隣接街区および駅前広場の約1・7fを一体的に整備する「酒田駅周辺整備事業」について、事業へ参加意欲のある企業を対象に実現可能な施設整備や導入機能などについて意見交換し、事業者公募のための条件整理を行っていく。これらを踏まえ、本年度内に事業者を決定、来年度から整備に着手し、遅くとも2020年度までには事業を完了させる方針だ。
 なお、今回の調査への参加は、事業者公募の応募条件とはしないが、参加の有無、有効な提案などは公募の際の評価対象とする

 提供:建設新聞社