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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/07/03

【群馬】群馬産業安全衛生大会を開催


2015年度の群馬産業安全衛生大会(主催=群馬労働基準協会連合会など、主唱=厚生労働省群馬労働局)が1日、前橋市民文化会館で盛大に挙行された。当日は約450人が参加し、労働災害の防止を誓った。
冒頭、主催者を代表して群馬労働基準協会連合会の町田錦一郎会長が「県内の労働災害はここ3年間増加傾向にあり、特に昨年度は大幅に増加するという極めて深刻な事態だった。何としても増加傾向に歯止めをかける必要がある。労働災害の防止対策はもとより、労使一体となって取り組まなければならない」と意気込んだ。
主唱者である厚生労働省群馬労働局の内田昭宏局長は「労働災害を撲滅するのがわれわれの責務。昨年度から比較すれば、労働災害の発生傾向は落ち着いているが、これで油断するわけにはいかない。特に多い転倒災害に対し、防止に向けたプロジェクトチームを結成するなど多くの取り組みを行っていく。きょうの大会を契機に、あらためて企業のトップ自らが先頭に立って、対策を徹底してほしい」と呼びかけた。
労働安全衛生表彰では、労働災害の防止に功績のある企業などに対して表彰状が授与され、建設業労働災害防止協会群馬県支部の青柳剛支部長も支部長表彰を贈った。
多数の来賓が駆けつけ、県の小林雄二郎産業経済部副部長、前橋市の若島敦子雇用政策係長、群馬県商工会連合会の橋基治会長、日本労働組合総連合会群馬県連合会の飯田博久副事務局長、群馬県医師会の真下延男理事からそれぞれ祝辞が寄せられた。
大会宣言では「経営トップの強いリーダーシップのもと、リスクアセスメントや危険予知活動などの安全衛生活動の総点検、雇い入れ時教育の実施などに、労使一丸となって取り組んでいくことが重要である。また、心身両面にわたる健康づくり、とりわけメンタルヘルス対策の一層の充実が求められる。本大会を契機として『人命の大切さ』を胸に刻みつつ、決意を新たに、安全・安心な職場環境の実現に向けて全力を尽くす」と読み上げられた。