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日刊建設工業新聞
2015/07/06

【鳥取】2015年度河川事業は49億円/県土整備部が6月補正予算成立で集計 6月補正10億円を配分

 県土整備部は「6月補正」の河川事業10億円を各事務所に追加配分した。一般公共と単県公共を合せた配分累計は総額49億円(一般公共26億7000万円、単県公共22億4000万円)となり、2015年度の実質予算の執行を7月からスタートさせた。
 15年度予算について同部河川課は、一般公共の河川事業30億5300万円は前年度並みと説明。そのほか海岸事業は、新たに陸上海岸(岩美町)が加わって2億2800万円、ダム事業は1億5900万円と、海岸とダムはそれぞれ前年度対比1・8倍となった。
 6月補正の内訳は、一般公共13カ所に8億5500万円、単県公共が1億6500万円の計10億2100万円。主な事業カ所は、塩見川(鳥取市福部町)に2億6570万円を追加して総額5億7000万円を確保。江川と合流する付近の青鷺橋上部工や地盤改良に取り組むほか、河川改修に関連する国交省・国道9号如来橋改築事業のアロケーション(事業者間の費用負担)に充てる。
 東郷池(湯梨浜町)には2400万円を追加して8000万円とし、松崎地区の護岸改良を促進。精進川(米子市尾高)は補正後1億4600万円の予算が固まり、佐陀川合流部から上流の前田堰を完成させる。また、朝鍋ダム(南部町鶴田)では小水力発電に1億4300万円を投入し、発電設備を整備して事業完了に持ち込む。
 6月補正後の各県土15年度予算は次の通り。
▽鳥取県土=22億1300万円(うち一般公共は塩見川、湖山池など12億8400万円)。
▽八頭県土=5億0600万円(うち一般公共は私都川の1億6000万円)。
▽中部県土=8億2600万円(うち一般公共は由良川、東郷池など4億4200万円)。
▽米子県土=10億9100万円(うち一般公共は精進川、朝鍋ダムなど4億7300万円)。
▽日野県土=2億7800万円(うち一般公共は日野川の1億円)。