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建設経済新聞社
2015/07/06

【滋賀】老朽化した内貴橋の改築 今年度から事業着手

 甲賀市は、橋梁長寿命化修繕計画に基づいて老朽化が著しい新町・貴生川幹線内貴橋(水口町水口、北内貴)の改築事業に今年度から着手する。計画では、現橋下流側に新橋を架設して付け替える。国土交通省の補助制度を活用し、概算事業費約11億円をかけて32年度の事業完了を目指す。
 国交省が地方公共団体の道路老朽化対策促進に向けて今年度に新設した「大規模修繕・更新補助制度」の事業箇所として、内貴橋改築7100万円の今年度予算配分がこのほど決定された。
 現橋は橋長L200m、11径間の鉄筋コンクリートT桁橋。歩行者、自転車、通行車両が多く、ライフラインが集中しているが、建設後80年が経過し老朽化、また、車道幅員もW5・5mと2車線に満たない状況。別途、片側に歩道橋W2・15mを併設している。
 計画によると、新橋は、現橋下流側に橋長L約202m、幅員W10・5mの3径間ポストテンションT桁橋として架設、車道幅員W7・0m、歩道幅員W3・5m(片側)を確保する。取付道路は左岸側、右岸側いずれもL100m程度を整備する。
 今後、設計を進め、はやければ28年度中にも準備工事にかかる。31年度までに新橋を架設、32年度に現橋を撤去する予定。
 25年度に架替検討概略設計を開発虎ノ門コンサルタント、26年度に地質調査を滋賀測量設計事務所、測量を双葉建設で進め、今年度事業着手を目指していた。