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建通新聞社四国
2015/07/07

【高知】全国初の直轄修繕代行 大渡ダム大橋補修 土佐国道

 国土交通省土佐国道事務所は、全国初の直轄修繕代行事業として、仁淀川町が管理するつり橋の町道仁淀吾川線「大渡ダム大橋」補修工事をきょう7日に公告する予定。
 工事概要は、メーンケーブルの塗装、柔軟型重防触塗装、補剛桁・主塔の塗装、ケーブルバンドボルト交換など。ケーブルバンドボルトはメーンロープとハンガーロープの接続部1カ所あたり8本あり、これを78カ所で行う。なお2016年度には引き続きハンガーロープの塗装や桁の補修などを実施する予定。
 大渡ダム大橋は、1983年に本四連絡橋のパイロット事業として架設された。橋長401b、道路幅員5b。形式は1径間単純合成橋+1径間補鋼トラスつり橋+単純合成鈑桁橋3連+2径間連続非合成鈑桁橋の全7径間。昨年9月に全国初の試みとして「道路メンテナンス技術集団」を派遣し、直轄診断を実施した結果、「主塔部および主桁部の塗装の劣化が著しく、上部工・下部工ともにコンクリート表面に多数の遊離石灰が見られるなどの老朽化が進行している」と報告されていた。つり橋の補修には高度な技術が必要なため、町管理であるが国が修繕代行を行う。

提供:建通新聞社