トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(山梨)
2015/07/09

【山梨】本年度ぶどう郷駅西側で景観改善 甲州市がガードレール塗り替えなど

 甲州市は、勝沼ぶどう郷駅から眺める景観整備を本年度に実施する。道路構造物や防風ネットの修景を図るもので、農閑期の作業を見込んでいる。
 2日に開かれた景観審議会のなかで、今後の取組みのひとつとして委員に説明したもので、これによると、より自然に調和した景観形成を図るとして、観光客の玄関口のひとつである勝沼ぶどう郷駅から西側方向、ぶどうの丘周辺のガードレールと防風・防鳥ネットの色彩を周囲に溶け込むよう改めていくもの。駅から景観改善事業として取り組んでいく。
 ガードレールは駅方向側の側面を白色から景観配慮色の茶色に塗り替え、青色のネットは県が推奨する自然色(ダークブラウン)に付け替える計画。塗料およびネットの購入費用に対し補助を行う。
 現状、地権者の半数程度の了解をもらっており、予算は9月補正で対応する。塗り替えは昨年度同様に市民らのボランティアの協力を得、ネット張り替えは12月から1月の農閑期を利用して行う考えだ。
 また、県が1カ所あたり上限100万円の補助を行う「眺望ポイント環境整備」も、9月市議会での予算審議を見込んでおり、塩山ふれあいの森総合公園と牛奥みはらしの丘の2カ所で実施の方針。
 整備項目としては、塩山ふれあいの森で、駐車場区画線引き直し、誘導サイン改修、バリケード改善、簡易物置やガードパイプの色彩変更などが挙がっており、一方の牛奥みはらしの丘では、眺望を阻害する案内板撤去・移設、眺望案内板改修、施設内サイン改修などの予定を組んでいる。県景観アドバイザーも活用し、予算とすりあわせて実施内容は絞り込んでいく。
 さらに、景観上で一定の目安を設けるとして色彩基準作成にも着手する。当初予算には業務委託費100万円を計上している。
 審議会のなかでは、同市を含む峡東3市で登録を目指す世界農業遺産への課題などの意見も出され、注目の高さがうかがえた。地道な景観形成の活動が下地となり、大業に結び付くことへの期待が垣間見られた。