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日刊建設タイムズ社
2015/07/07

【千葉】こども園17年度着工/勝浦市/基本構想・計画の概要公表

勝浦市は、認定こども園の基本構想・基本計画の概要を明らかにした。給食センター跡地、中央保育所、勝浦幼稚園の3つの敷地全体(出水地内)を建設予定地とし、同敷地に木造平屋建て延べ約2960u(建築面積約3360u)の施設を整備する。スケジュールは2017年12月に着工し、2か年で整備、19年3月の完成、4月の開園を目指す。基本構想・基本計画の策定は生活構造研究所(東京都千代田区麹町2―5―4)が担当。
  敷地面積は約9000u。内訳は、勝浦幼稚園が約3500u、給食センターが約3000u、中央保育所が約2500u。非線引き都市計画区域で、用途地域は第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
  施設は認定こども園、子育て支援センター、放課後ルームで構成。面積の内訳は、こども園が延べ約2630u、子育て支援センターが同約80u、放課後児童ルームが同約250u。子育て支援センターは認定こども園建物内の1室に設置。
  駐車場は、保護者・来園者用35台、送迎バス用3台、車椅子用2台、職員駐車スペース35台などを確保する。
  工事の手順は、勝浦若潮高校が大原高校、岬高校と統合するのに伴い、17年4月に校舎が空くことから同校舎を改修し、中央保育所の仮園舎を整備する。その後、中央保育所と学校給食センターを解体し、その跡地に施設を整備する。改修工事の設計費は16年度当初予算で措置し、工事は17年度で実施。改修工事が完了し園児が移った後に、こども園の本体工事に着工する。勝浦幼稚園についてはそのまま活用し、認定こども園完成後に放課後ルームを建設し、勝浦幼稚園を解体する。将来的には、こども園の敷地内に周回道路などの整備を検討する。
  敷地・施設のゾーニング構成は次の通り。
  【ゾーニングの方針】
  ▽給食センター跡地、中央保育所、幼稚園の3敷地(段差を含む)を一体的に活用する▽子どもの「育ち、学び、成長する」教育、保育の最適な空間を構成する▽最適な空間を提供するために少人数クラス構成とし、0〜2歳児には静かな空間、3〜5歳児には異年齢交流による家庭的環境を通じて思いやりや成長をはぐくむ空間を提供する▽敷地内で海が望める場所、幼稚園と保育所の間の段差を施設の特長として活かす▽段差を活用して園庭全体の連携や一体感を検討する▽現在の保育所、幼稚園で課題であるアクセス道路、駐車場を検討する▽現在の幼稚園、保育所にある遊びの空間、樹木や山などの自然環境を継承する▽こども園、子育て支援センターの子育て拠点であり、市民のコミュニティ拠点として空間を構成する。k_times_comをフォローしましょう
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