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建設新聞社
2015/07/13

【東北・岩手】三菱地所設計を選定/宮古市中心市街地拠点施設の管理支援業務公募プロポ

 岩手県宮古市は、JR宮古駅前に計画する市中心市街地拠点施設について、基本設計マネジメントや今後の工事発注(実施設計・施工の一括発注を予定)・契約支援業務を行う「宮古市中心市街地拠点施設建設管理支援業務委託」の公募型プロポーザルを実施した結果、最優秀提案者に三菱地所設計を選定した。次点は山下ピー・エム・コンサルタンツ。
 同プロポには、この2社のほか1社(非公表)の計3社が参加を表明。1次審査(書類選考)の結果、3社すべてが9日に行われた2次審査(業務提案に対するヒアリング)の対象者となった。
 評価基準に沿って総合的に評価した結果、1次審査(満点45点)35・9点、2次審査(同55点)40・33点の計76・23点を獲得した三菱地所設計を選定。次点の山下ピー・エム・コンサルタンツは同31・64点、同43点の計74・64点となった。
 同市では、災害に強いコンパクトなまちを目指し、JR宮古駅前の同市宮町1丁目ほか地内約1・6fに市庁舎、保健センター、交流施設からなる中心市街地拠点施設の整備を計画。
 同業務では、市が求める性能や仕様等を成果品に反映し事業を円滑に進めるため、久米設計により行われる基本設計のマネジメント業務や、工事発注・契約支援業務などを行う。
 基本設計マネジメント業務は、▽設計内容の検討支援▽施工スケジュール提案▽工事予算検討―などの品質や工程、コストの各管理に対する発注者の事業管理支援を実施。
 工事発注・契約支援業務では、基本設計先行型デザインビルド方式と、アットリスク型CM方式の2つの事業手法について、スケジュールやコストの面から比較検討し、工事発注方式の決定支援を行うほか、決定された建設手法に基づき、発注時に必要とされる要求水準書等を検討し、技術提案の募集内容や仕様書、評価基準、契約書等必要書類の作成支援を行う。履行期間は2016年3月18日まで。
 中心市街地拠点施設は、市庁舎9000平方b、保健センター950平方b、交流施設4400平方bの計1万4350平方b程度を想定。
 現時点での実施設計・建設スケジュールは、2016年2月から18年3月まで。想定工事費は約83億5000万円(造成、外構含む)となっている。

 提供:建設新聞社