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日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/07/16

【埼玉】建災防春日部分会が第30回労働災害防止大会

 建設業労働災害防止協会埼玉県支部春日部分会主催、埼玉県建設業協会越谷支部・杉戸支部共催で8日、「2015年度第30回労働災害防止大会」が久喜市の久喜総合文化会館小ホールで開催された。雨模様の中、同分会関係者ら約200人が集まり、労働災害防止に決意を新たにするとともに、三大安全宣言運動埼玉RA−3S運動推進を再確認した。
 吉川一郎分会長は、来賓、関係各位に感謝の言葉を述べてから「近年、人材確保・育成が重要な課題となっており、安全管理の徹底が求められている。建設業をより一層魅力ある産業とするため、力を合わせて、若い人に働きやすいと思ってもらう取り組みが大事。建設業における県内の死亡発生状況は12年13人、13年12人と減少していたが、14年は16人と増加してしまった。全業種の中でも死亡事故は多く、14年度は全体の47%を占める結果になった。未だに墜落、転落が原因として多いが、7月から足場からの墜落防止措置が充実され、これを機に災害ゼロを目指す。三大安全宣言運動埼玉(RA−3S運動)に励み、本日を契機として事故撲滅のためにご賛同いただき推進していただきたい」と呼び掛けた。続いて、春日部分会分会長表彰に移り、5氏を表彰した。
 来賓あいさつでは、狩野操春日部労働基準監督署長、茅島広行久喜警察署長、川村一峰杉戸県土整備事務所長、真下支部長代理の白石茂敏建災防埼玉県支部事務局長が登壇し、それぞれ死亡事故撲滅、交通事故防止策、人材確保などについて述べた。
 さらに、春日部分会安全指導員がリスクアセスメントに基づく三大安全宣言運動埼玉(RAー3S運動)の趣旨説明を行い、理解を深めた。
 休憩を挟んで、セーフティトータルサポート事務所の奥村敏代表が「安全よもやま話」をテーマとした特別講演を行った。「現場では職長が要」とし、建設業のリスクアセスメント対応や問いかけパトロール実施などの大切さを紹介した。また同分会安全指導員による安全宣言などが行われた。
 春日部分会分会長賞受賞者は次のとおり。
      =敬称略=
 ▽木村勇(岩崎工業梶j
 ▽中村誠(叶ッ野組)
 ▽伊藤誠(元建設梶j
 ▽大塚小次郎(中村建設梶j
 ▽山田大介(潟eックス)