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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/07/21

【山梨】県富士東部建設15年度主要事業 国道139号で橋台工や盛土 

 県富士・東部建設事務所(三浦市郎所長)は2015年度の主要事業をまとめた。安全・安心を目指す「社会資本整備」をキーワードに各事業を展開する。
 本年度の主要事業のうち道路関係では、「国道139号上和田T期バイパス」や「国道411号大常木U期バイパス」、「四日市場上野原線」などを中心に工事を行う。
 河川砂防関係では、「杉の木沢砂防堰堤」や「堀之内崩壊対策」など住民生活の安全確保を目的とし、緊急性の高い箇所から、順次対策を実施していく。

 15年度の主要事業は次のとおり。

■道路事業
【国道139号 上和田T期バイパス】
 大月市七保町瀬戸上和田地区の隘路区間を解消し、緊急輸送道路としての機能向上などを目的に整備する。
 全体計画はL900m、W5・5m(総幅員7m)のうち、トンネル部がL104m、1号橋L16m、2号橋L44m。
 本年度は、2号橋の橋台工事や整備区間内の盛土部の工事を進めながら、用地取得を行う。
【国道411号 大常木U期バイパス】
 丹波山村大常木地区内にある道路は、線形が悪く、法面や路肩崩壊などの危険箇所が集中する区間を整備する。
 改良区間はL715m、W5・5m(総幅員7m)のうち、トンネル部がL656m。昨年度にトンネル工事を発注し、本年度はトンネル掘削工事を開始する。
【四日市場上野原線(新天神トンネル延伸区間)】
 上野原市内の旧町村間の円滑な交通確保を目的とし、新天神トンネル完成後の延伸区間、市道田野入線との交差点改良工事を実施している。
 改良区間はL490m(市道L260m、県道L230m)、W5・5m(総幅員7m)、鶴島橋(仮称)L49m。
 本年度は、道路改良工事や橋梁の製作架設工事を施工する。
【高畑谷村停車場線】
 都留市大幡から下谷を結ぶ全長L3400mの宝バイパスのうち、L2700mは供用済。残りの区間の改良工事に着手している。改良区間はL700m、W6・0m(総幅員11m)、新院辺橋(仮称)がL90m、金井トンネル(仮称)がL344m。
 本年度は、橋梁下部工や橋梁の製作架設工事を施工する。

■河川砂防事業 
【杉の木沢砂防堰堤】
 下流に位置する県営および都留市営の権現原団地や、県道都留道志線、多くの人家を土砂災害から守ることを目的に、現在建設が進んでいる。
 本年度は、過年度より整備を進めてきた本堤工および渓流保全工に続き、下流の渓流保全工を整備し、事業の完成を図る予定。
【堀之内崩壊対策】
 大月市富浜町鳥沢で行っている急傾斜地崩壊対策で、崖上に位置するJR中央本線や人家を保全することを目的とし整備を行う。
 全体計画は、ロックボルト付き法枠工A1万5000uで、本年度は同工事A674uを整備する予定。