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日刊建設工業新聞
2015/07/23

【鳥取】14年度工事成績平均点 県工事検査課が集計

 県発注の土木系工事で2014年度に完成検査を終えた工事成績評定の平均は78・3点だった。13年度の77・8点に比べて0・5ポイント上回り、成績評定が全面改定された07年度以来7年連続して上昇した。また、営繕工事(建築・設備)の平均は77・3点で13年度から横ばい。
 県会計局工事検査課が22日までに結果をまとめた。評定の集計は14年度(14年4月−15年3月)に検査した、土木系工事が予定価格500万円以上の782件と営繕工事が同250万円以上の216件が対象。
 土木系工事の内訳は、1500万円以上が561件で平均78・6点、1500万円未満が221件で平均77・8点。
 工事検査課は「全体に良くなっている」と話しており、説明を裏付けるように782件の半数以上432件(55%)が78〜82点の間に集中。80点以上の現場は331件で全体の4割(42%)を占めた。
 このうち最高点は土木系工事が86点(3件)、建築工事が86点(1件)、設備工事は84点(1件)だった。
 土木系工事の事務所別平均は、中部が79・8点で前年度に引き続いてトップ。次いで米子79・2点、日野78・5点、鳥取77・6点。近年、事務所間の評価点はほぼ平準化していたが、最低だった八頭の76・2点と中部の差は3・6ポイントに拡大した。
 工事成績評定をめぐっては4月以降、提出範囲が拡大された施工体制台帳と施工体系図の作成状況や、下請け契約遵守事項報告書の作成状況を「施工体制」で評価。また、7月からは橋梁補修工事の評価項目を追加した。