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日刊建設タイムズ社
2015/07/24

【千葉】宗吾西機場に着工/印旛沼農業農村推進協総会/印旛沼二期の進捗は36・3%

印旛沼農業農村整備事業推進協議会(会長・蕨和雄佐倉市長)の2015年度総会が成田市の成田エクセルホテル東急で開かれ、2014年度事業報告や15年度事業計画など6議案を承認した。また、国営事業として進められている印旛沼二期農業水利事業について、印旛沼二期農業水利事業所が事業の実施状況や本年度の事業内容について報告した。
  印旛沼二期地区の本年度事業費は45億1840万円。宗吾西機場に着工するほか、宗吾北機場の上屋建築工事などを進める。宗吾北機場の上屋については、関東農政局が今月22日付で総合評価一般競争入札を公告、8月28日に開札となる。同地区の進捗率は昨年度末で36・3%で、本年度末までに49・3%に引き上げる。
  国営印旛沼二期地区は、成田市、佐倉市、八千代市、印西市、印旛郡酒々井町及び栄町の4市2町にまたがり、受益面積が5002haに及ぶ。同地区は国営干拓土地改良事業により事業を実施したが、造成から40年以上を経過し、施設の老朽化による機能低下が生じている。耕作地は区画整理がなされておらず、農業生産の向上に支障をきたしている。このため、基盤整備を実施し、農業生産性の向上と農業経営の安定を図ることになった。
  事業は10年度に着工。21年度までの12か年(施設機能監視期間3年を含む)で総事業費347億円を投入し、揚水機場3か所、用排水機場3か所、幹線用水路2条1・2q、支線用水路35条51・7q、幹線排水路1条1・1qを整備する計画。
  同協議会は、印旛沼土地改良区受益地域での地域整備のあり方の検討や農業農村整備事業の円滑な推進を図るために設置された。下部組織として印旛沼二期地区の現状分析、営農対策、担い手対策などの検討を行う営農検討部会や印旛沼二期地区地域用水対策協議会を設置し検討を行っている。
  本年度事業計画では、印旛沼流域の農業・農村振興のための支援や、国営印旛沼二期土地改良事業及び関連事業の早期完成を目指し、@国及び県への要望活動A事業費の地元負担軽減対策に向けた取り組みB営農計画及び環境保全型農業の推進C情報発信など――を行う。
  国営印旛沼二期地区の本年度事業計画は次の通り。
  ■15年度事業計画
  【工事】
  ▽宗吾北機場建設工事(3か年国債)▽宗吾北機場上屋建築その他工事=上屋新築RC造延べ513u、既設上屋改修RC造延べ362u、電気設備・機械設備一式▽宗吾北機場用水ポンプ設備製作据付建設工事(2か年国債)▽宗吾北機場排水ポンプ設備製作据付工事(2か年国債)=排水ポンプφ2300o1台▽宗吾北機場ゲート設備据付工事▽宗吾北幹線・支線用水路工事=L1050m▽吉高機場建設工事(3か年国債)▽吉高機場ポンプ設備製作据付建設工事(3か年国債)=φ600o3台、φ1000o1台、φ2200o2台▽吉高機場ゲート設備製作据付工事▽宗吾西機場建設工事(3か年国債)=機場下部工(RC造)一式、用水吐出し水槽(PC造)V8600立方m、吸込水槽工(RC造)一式、付帯工一式▽宗吾西支線用水路工事=L1050m▽甚兵衛用水路道路舗装復旧その他工事
  【測量設計】
  ▽宗吾北機場=宗吾北既設用水路路線測量▽埜原機場基本設計k_times_comをフォローしましょう
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