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建通新聞社四国
2015/07/27

【高知】高知市 東石立町市営住宅改築へ基本・実施設計を10月外注

 高知市は、東石立町市営住宅を建て替えるため、早ければ10月に基本・実施設計を一括し指名競争で外注する見通し。住宅は住民との協議を経て3棟を建設することとなり、このうち2棟を前期分として2017〜18年度に建設する計画になっている。
 計画では、前期分で建設する2棟は鉄筋コンクリート造7階建てとなる。延べ面積や戸数、住戸タイプの間取りなどは設計の中で決めるが、単身用の住宅が不足している事情もあり、最初は単身用を重点的に配置する可能性もある。後期分で建設する1棟については同造8階建てとなる見込みで、補助金の状況次第だが早ければ19年度に着工する。東石立町市営住宅に加え、筆山町市営住宅も合併統合することから、3棟を合わせ全200戸を想定している。
 基本・実施設計については、15年度当初予算で基本設計など委託料8655万円を計上しているが、実施設計も一括して外注することにより設計期間が16年度までかかることから、9月補正予算で債務負担行為として設計委託料を計上する予定。議会の承認を経て外注となる。
 設計と並行して、現在入居している住民の他市営住宅などへの移転を進め、16年度から既存住宅の解体工事に順次着手する。解体する既存住宅は、東石立町が1963〜66年に建設された鉄筋コンクリート造3階建てと4階建て、コンクリートブロック造2階建てを合わせて18棟、180戸分。筆山町が55〜59年度に建設された鉄筋コンクリート造3階建てとコンクリートブロック造2階建てを合わせた6棟、66戸分。筆山町市営住宅の跡地には、南消防署を移転新築する方針となっている。
 所在地は東石立町81ほか。基本計画策定はかめお設計(高知市)が担当。

提供:建通新聞社