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北陸工業新聞社
2015/08/03

【富山】北陸最大級、190人が参加/坂東立体で補強土工法見学/地盤工学会北陸支部

 地盤工学会北陸支部(松本樹典支部長)と同支部女性の会「雪割り草の会」(冨田陽子委員長)は7月31日、射水市内などで補強土工法講習会および現地見学会を開催した。建設コンサルタンツ協会北陸支部(寺本邦一支部長)が共催。
 この日は、官公庁やコンサルのほか、県立大学の学生など190人余りが参加。見学会は、国道8号坂東立体化事業が進んでいる射水市坂東の現地で開かれた。▽情報化施工など補強土工法の現場施工(竹沢建設)▽盛土材や補強材などの主な使用材料(岡部)▽大口径コラム工法など地盤改良工事(松本建設)|の3つのブースが設置され、参加者はパネルや模型を使った説明を受けながら、順に現場を見て回った。
 見学会に先立ち、高岡市末広町のウイング・ウイング高岡で講演会が開かれた。防衛大学校の宮田喜壽教授が補強土工法の最新情報を説明したほか、北陸地方整備局富山河川事務所高岡国道維持出張所の栗本拓也建設監督官が坂東立体化事業の概要を解説、坂東道路(交差点部)工事を施工する竹沢建設の田中和恵監理技術者が女性ならでは視点に立った工事監理の取り組みを紹介した。
 事務局では、「北陸最大級の大規模な補強土工法の現場で、女性が監理技術者を務めることもあり、坂東立体化事業を選んだ。富山県土木部など行政の協力もあり、女性や学生も含めたこれまでにない多くの参加を頂き、盛大に開催できた」と話している。

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