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北陸工業新聞社
2015/08/04

【石川】国内外に永続的発信へ/金沢市建築文化拠点整備検討懇/報告書を月内提出

 金沢市の建築文化拠点施設整備検討懇話会(水野一郎座長)は3日、市役所で第3回会議を開き、事務局側が示した建築文化拠点施設整備基本計画(案)について意見を交わし、「計画案通りに進めるべき」と了承した。月内にも水野座長から山野之義市長に同検討懇話会報告書が提出される。
 施設の基本的な考え方として「藩政期以降の歴史的建造物や近代建築の保存・活用に加え、魅力的な現代建築がまちに新たな価値を付加している本市の重層的な建築文化を、国内外に永続的に発信する拠点」と掲げ、5つの施設コンセプト▽建築とまちづくりを考える▽名誉市民第1号の谷口吉郎氏の顕彰▽建築資料の保存・活用▽世界に開かれた交流施設▽洗練された建築意匠―に基づいて、施設には「建築文化の発信拠点として質の高い事業の実施に必要な機能や、洗練された建築空間の中で様々な人が交流できる機能を設ける」としている。
 また、建築家の谷口吉生氏から寄附を受けた故谷口吉郎氏生家(寺町5丁目)の敷地については施設整備の基本条件に合致し、整備候補地にふさわしく、博物館施設の建築も可能とした。地形は寺町台と犀川河畔側に高低差があり、高台からの眺望が堪能できる機能を設けるとともに、斜面緑地の上下をつなぐ導線の整備を始めとした回遊性の向上にも配慮する。
 このほか、設計者の選定にあたって「施設は華美なものではなく、高い意匠性を持つものとし、周辺環境との一体性に留意。質の高い金沢の建築文化を国内外に発信する拠点」とするため、設計は「金沢にゆかりがあることは勿論、海外においても実績があり、国内外の建築事情に明るい建築家に依頼することが望ましい」としている。
 委員から「繰り返し人の集まる仕掛けが重要」、「観光施設になってはいけない」などの意見があった。
hokuriku