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建通新聞社(中部)
2015/08/06

【愛知】県東三河農水 揚水機場2基新設などで設計着手 

 愛知県東三河農林水産事務所は、経営体育成基盤整備事業として新たに計画している豊橋市の「二回地区」について、揚水機場2基や一部の用・排水路の実施設計に着手した。協和調査設計(名古屋市中川区)に4380万円(税別)で委託した。2016年度は一部の工事を発注するほか、さらに揚水機場3基などの実施設計を委託する予定だ。
 今回設計する揚水機場2基はいずれも畑用で、口径125_の片吸込多段渦巻型。原動機はモーターで、動力22`h。2基を合わせた揚水量は毎秒0・045立方b。
 用水路の対象延長は約7・9`。塩化ビニール管を開削工法で敷設する。口径は実施設計で検討する。排水路は延長約2・3`。高さ90センチの組み立て水路を整備する。設計工期は16年3月4日まで。
 16年度は揚水機場3基のほか、用・排水路の残り区間、農道、客土の実施設計を委託する予定。揚水機場3基はいずれも水田用で、口径200_の片吸込多段渦巻型。原動機はモーターで、動力30`h。3基を合わせた揚水量は毎秒0・45立方b。
 用水路は延長約9・6`、排水路は延長約4`。断面規模や構造、工法は15年度の設計に準ずる。農道は延長約1・3`、幅員約6・2b。水田を畑へと転換する客土は約3fで実施する。
 同事業の全体工期は16〜21年度。総事業費は18億3000万円を見込む。
 二回地区は、柳生川と梅田川に挟まれた河口付近に位置しており、西側は豊橋市の中島処理場に隣接している。面積は約90f。用水機能の低さや排水施設の老朽化、大雨時に冠水被害が発生していることなどを考慮し、揚水機場や用・排水路などを整備する。
 同事業の事業計画は、8月17日まで豊橋市役所で縦覧している。

提供:建通新聞社" target="_blank">