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日刊建設タイムズ社
2015/08/10

【千葉】佐藤総合で基本構想/成田市/市庁舎を大規模改修

成田市管財課は、市役所庁舎の大規模改修に向けた基本構想策定業務を随意契約で佐藤総合計画(東京都墨田区横網2―10―12)に委託して進めている。委託業務の名称は「庁舎改修等基本構想策定業務委託」。委託工期は2016年3月18日。委託金額は515万1600円(消費税込み)。
  基本構想では事業スケジュールや概算事業費、事業内容などを検討。慢性的に渋滞状況にある来庁者用駐車場の混雑解消に向けて、拡張や再配置を視野に入れた再整備も検討する。事業の実施に向けては来年度以降、検討組織の立ち上げも検討する。
  現在の市役所庁舎は、@国際空港都市のシンボルAコミュニティ活動の中心施設B経済的、効率的な庁舎――などを基本理念に1986年度に着工、88年9月に竣工した。竣工から27年を経過し、施設の老朽化が目立つとともに、職員数の増加に伴い施設が狭あい化していることから、市民サービスの向上や職場環境の改善などを目指して大規模改修を計画。本年度で基本構想を策定することになった。
  庁舎は行政棟と議会棟で構成。行政棟がSRC造地下2階地上6階建て、議会棟がRC造地下1階地上4階建て。延べ面積は2万642・98u(建築面積4467・31u)。敷地面積は2万4746・49u。
  設計は佐藤総合計画、施工は建築を鹿島・奥村・中野・共立JV、電気設備を日本電設・東電通・成田市電設協同組合JV、給排水衛生設備を三建・池田JV、空調設備を大阪電気暖房・東芝空調・デンネツJV、昇降機設備を東芝がそれぞれ担当した。
  一方、同市では09〜15年度の7か年計画で既存庁舎の計画的な改修を進めている。これまでに空調や電気設備などの改修を実施。本年度で一応完了し、今後は大規模改修に向けた準備を進める。改修のこれまでの主な内容は▽09年度=中央監視装置等更新工事▽10〜11年度=空気調和機更新工事▽12年度=パッケージエアコン等更新工事▽13〜14年度=電気設備等改修工事。本年度はエレベーターの改修工事を実施。5月22日の入札で小野瀬工務店が2億5038万円で落札した。7か年の総事業費は約18億円(当初)を見込む。
  このほか、今月7日には「庁舎敷地測量調査」の一般競争入札を開札し、トーケン(成田市囲護台1101―10)が364万円(予定価格405万円)で落札した。測量調査では基準測量、水準測量、地形測量、用地測量などを実施する。k_times_comをフォローしましょう
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