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大分建設新聞社
2015/08/12

【大分】乙津工区から整備へ、197号線鶴崎拡幅

 県都市計画課、大分土木事務所、大分市都市計画課は6、7、9日の3日間の計4回、市鶴崎支所で国道197号鶴崎拡幅(志村〜乙津間4車線化)に伴う都市計画変更の説明会を開いた。約50人の地元住民が参加した。
 同拡幅事業による都市計画変更は、昭和38年に都市計画決定された「大分都市計画道路駄ノ原細線(国道197号)」の車線・幅員などを変更するもので、沿道の用途地域変更や接続する市道の起点などの変更を伴うものだと説明した。
 同事業は総延長2800bを4車線に拡幅する。乙津工区(L=1110b)と鶴崎工区(L=1690b)に分け、乙津工区から先に整備する。工事にかかるためには、周辺の用地取得も必要になる。乙津橋の現橋は片側歩道だが、両側に歩道がある鶴崎橋は、南(上流)側に片側歩道付きの新橋(2車線)を設置、北側の歩道付き現橋と合わせて4車線とするため、南側現橋の歩道は不要になるが、一般を通行禁止して、管理用道路として残す考え。つまり橋の中央部に管理用道路が設けられることになる。
 住民からは「私たちの関心は、自分の用地や財産がどうなるか、だ。自分の不動産が用地買収にかかるのか、その場合どれぐらいの補償があるのか、概算でもいいので早急に知り、準備にかかりたい。いつごろになれば、そういったことを知ることができるのか」との質問があった。
 大分土木事務所は「調査、測量、不動産の評価を終えて、交渉できる段階にならないと何とも言えない。4年後ぐらいにはっきりするのではないか」と回答した。
 今後、28日から都市計画変更案を縦覧(市のホームページで閲覧可)し、異議が出た場合は公聴会を開き、28年2月の県都市計画審議会に諮り、決定するとしている。

提供:大分建設新聞社