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鹿児島建設新聞
2015/08/12

【鹿児島】メガソーラー認定・運転開始状況、1月末より6・4万kw増加

 経済産業省九州経済産業局のまとめた2012年7月開始からの再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を4月末時点で県内のメガソーラー認定件数は664件だった。そのうち運転開始件数は19・9%を占める132件、出力が14・4%(29万8220kw)。1月末時点と比べると認定件数は30件、運転開始出力が6万4779kwと増加し着実に導入が進んでいることが分かった。 
 FIT新規認定設備の運転開始出力をみると、鹿児島市が13・9万kwで最も多く、続いて鹿屋市9・2万kw、薩摩川内市7・8万kw、霧島市7・6万kw、南九州市4・1万kw、出水市3・6万kw、曽於市3・5万kw−など。 
 太陽光発電設備の規模別で10kw未満は、家庭用が寄与して鹿児島市1・7万kwと県内で最多。中規模の10kw以上1MW未満の範囲では、鹿屋市4・7万kw、鹿児島市3・7万kw、霧島市3・4万kw。メガソーラー等の大規模は1MW以上が鹿児島市8・5万kw、鹿屋市4万kw、霧島市2・8万kwとなる。 
 今後、大規模プロジェクトとして、鹿屋大崎ソーラーヒルズ合同会社が鹿屋市串良町細山田および大崎町野方に「鹿屋大崎ソーラーヒルズ太陽光発電所」の建設を計画。規模は、国内最大級となる出力約92MW。 
 霧島市内では、ゴルフ場予定地(同市霧島永水地内)に潟Lリシマ(鎌田善政社長)が計画。規模は、約41・3MWを想定。また、Gestamp Solar10合同会社(東京都)が土地所有者の合同会社霧島から土地を賃借し、同市の隼人ガーデンシティ予定地に規模約13・3MWを計画。 
 さらに、鹿児島湧水ソーラーパーク合同会社は、湧水町木場に「鹿児島湧水ソーラーパーク」の建設を計画。発電規模は32・345MW。 
 このほかの発電設備による認定状況で風力発電は、認定件数11件(5万1405kw)のうち運転を開始しているのが6件(3万7602kw)、中小水力は10件(8638kw)のうち4件(2660kw)、地熱は5件(5906kw)のうち1件(1410kw)、バイオマスは6件(8万1870kw)のうち0件。太陽光発電以外は、地域性特性に配慮しながら進んでいる。