トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2015/08/18

【京都】京都府立看護学校の再整備検討 基本構想策定にプロポ採用

 京都府は、与謝野町男山の京都府立看護学校について、老朽化等のため改築等の再整備を検討。付加機能の追加など環境整備の方向性を具体化するため、基本構想の策定に着手する。
 府健康福祉部は17日付で「京都府立看護学校整備基本構想策定業務」に係る企画提案(プロポーザル)の募集を公告した。
 応募者の主な資格は、過去10年間に学校教育法第1条に規定される学校、同法第124条に規定される専修学校及び同法第134条に規定される各種学校における元請けとして、今回の業務と類似内容の契約実績を有する者等。
 業務の内容は、@京都府北部地域の医療状況の分析A京都府北部地域の看護師等の状況の分析B看護師等に対する意識調査C京都府内の看護師等学校養成所の状況の調査D府立看護学校の機能の分析E府立看護学校の付加機能の検討([機能例]セカンドキャリア支援施設)F府立看護学校の校舎及び寮の状況の調査([調査例]校舎及び寮の老朽化、改築後の延べ床面積)G府立看護学校の形態の調査・分析・検討([例]定員、教育課程、入学金・授業料、修学資金、大学化への要件整理、立地条件)H事業の実施方法(事業の実施の費用概算を行う)I「京都府立看護学校あり方懇話会」の運営支援−。
 企画提案書の提出は9月4日5時まで。
 履行期限は28年3月18日。
 予算規模は650万円(税込)。
 担当課は京都府健康福祉部医療課(рO75−414−4746)。
      ◇
 府健康福祉部は、27年度の運営目標に「府北部地域の看護師養成と人材育成を図るために必要な府立看護学校の機能と役割を検討」することを掲げていた。
 府北部地域の看護師等養成の拠点である府立看護学校について、今後のあるべき姿を付加機能の追加等により多角的に検討。老朽化した校舎施設の整備や入学生の多様化に対応できる環境整備を実施していくための方向性を具体化するにあたり基本構想をまとめる。9月中にも基本構想策定の担当業者を決め、その後、府立看護学校あり方懇話会を2回程度開催し、検討を深める。
 現在の府立看護学校(与謝野町男山455(昭和56年開校)は2階建の建物(講堂、図書室、コンピュータ室、在宅看護実習室、休養室、基礎実習室、特別実習室、実習用便所等)と学生寮(女子学生のみ)がある。3年課程の看護学科の全日制。学年定員は40人で総定員120人。