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建通新聞社(岡山)
2015/08/19

【岡山】岡山県 事前評価26件いずれも適正 事業化へ

  岡山県は、12日の土木・農林水産常任委員会で2015年度公共事業評価の最終評価と対応方針を報告した。
 うち、16年度新規公共事業の事前評価は土木部18件、農林水産部8件の計26件(詳細は6月5日付7面既報)。いずれも概算事業費1億円以上の案件。10億円を超えるのは土木部関係の水島港港湾改修(桟橋新設・補強 16億円)の1件のみ。県事業評価監視委員会は県がまとめた事前評価結果に対し、いずれも適正な評価結果と判定。県では「事業実施にあたってはさらに効果的・効率的な執行と早期完成に努めるように」という監視委員会の意見等を踏まえ、事業化に向けて取り組む。
 再評価は土木部が採択後10年を経過した水島港唐船線バイパス(倉敷市玉島勇崎〜浅口市金光町大谷・進捗率5%)と再評価後5年を経過し継続中が玉野福田線バイパス(倉敷児島由加〜尾原・同57%)、国道429号バイパス(吉備中央町小森〜美咲町西川・同69%)、浚渫土処理護岸建設事業水島港(倉敷市玉島乙島・同59%)、高潮対策事業水島港海岸南浦・南畝地区(同玉島黒崎〜南畝1丁目・同93%)、児島湖流域下水道事業児島湖処理区(玉野市東七区・同80%)の5件。知事が特に必要と認めた国際拠点港湾水島港(倉敷市玉島乙島・同59%)の計7件。先の6件については現計画を継続、国際拠点港湾水島港については現計画を見直して継続とした。
 農林水産部は再評価後5年経過し継続中の広域農道井原芳井地区(井原市西江原町〜芳井町山村・同87%)、森林基幹道作備線(真庭市美甘〜新見市大佐永富・同95%)の2件。ともに事業評価監視委員会の意見を踏まえ、現計画を継続する。
 事前評価の土木部関係は道路改良が鏡野久世線現道拡幅(鏡野町土居〜入)1件、倉敷玉野線歩道設置(倉敷市粒江)など交通安全3件。通常砂防で西の谷川渓流保全工(和気町田戸)など8件、急傾斜地崩壊対策が浅越地区(岡山市東区浅越)など3件、港湾改修が国際拠点港水島港港湾改修(倉敷市玉島乙島)など3件。
 農林水産関係は、経営体育成基盤整備で八社地区ほ場整備(津山市八社)と集落基盤整備の玉野西地区(玉野市東高崎)各1件、防災は山ノ田池(吉備中央町)など5件、海岸保全施設整備で寄島漁港海岸高潮対策(浅口市寄島町早崎、三郎)1件。

(提供:建通新聞社)