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西毛広域幹線道路高崎西工区の整備で、県高崎土木事務所は、今月中に４工事を公告する。このうち、３工事は24日に公告される。地盤改良やボックスカルバートの整備などで、いずれも本年度中の完成を目指す。本年度になり、同工区で大掛かりな工事が発注されるのは初めて。２０２０年度の供用目指し、切れ目なく事業進捗を図る。
工事用道路や施工ヤードが限られる中、前段の工事が終わると見るや、次の工事を始める。今回は地盤改良が終わったところのボックスカルバートの整備や下部工にめどがついた橋梁の上部工などに着手する。
今回の４工事はすべて総合評価落札方式の条件付き一般競争入札となる。今月24日に３件、数日空けてもう１件公告する。いずれも10月中に開札を行い着工、年度末までに完成させる予定だ。24日に公告するのは◇分割20号◇分割21号◇分割22号−の３工事。
この３工事は、いずれも高崎市箕郷町和田山地内が現場。分割20号は相の川のボックスカルバート整備で、高橋建設（高崎市）が地盤改良した場所に、ボックスカルバート１基を設置する。大きさはＬ16・１ｍ、Ｗ９ｍ、Ｈ７ｍ。ボックスカルバート内には市道と並んで川が流れるようにする。１つのボックスカルバートに道路と歩道を併設することはあるが、川を通すのは珍しいという。
分割21号と分割22号は、分割20号で整備するボックスカルバート西側の地盤改良。分割21号はＬ58ｍ、Ａ９８５・３ｍ、Ｖ１万４２４立方ｍ。分割22号はＬ73・５ｍ、Ａ１２９８・６�u、Ｖ１万１７０立方ｍとなる。入札は簡易型の総合評価落札方式で、１つの業者が複数の工事を受注できない「一抜け方式」を採用する。工事金額の大きい順に分割21号、分割22号、分割20号の順で入札を執行する。同事務所管内に本店があることなどを参加資格とする予定だ。
残る分割19号も今月中の公告を目指し、準備を進めている。工事内容は、箕郷町白川地内で整備が進む３号跨道橋の上部工。下部工は岡田工務店（高崎市）が施工した。ＰＣ単純中空床板橋でＬ19・１ｍ、Ｗ６ｍ。本線をまたぎ上を市道が走る。入札は、超簡易型の総合評価落札方式。同事務所は競争性を確保するため、この案件については県内全域から施工者を募る方針だ。