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建通新聞社四国
2015/08/21

【高知】高知県土木部 汚泥消化施設整備へ秋以降に詳細設計 16年度から土木工事着手

 高知県土木部は、高須浄化センターの敷地内に汚泥消化施設を整備するため、秋以降に詳細設計を日本下水道事業団を通じて外注する。2016年度には基礎工や場内整備といった土木工事の一部を発注する予定で、その後も20年度の供用開始を目指し、本体工を順次進めていく。
 下水汚泥は堆肥として活用したり、セメント工場に搬出しているほか、高須浄化センター内で焼却し、灰をセメント工場に搬出している。しかし、20年に焼却炉の耐用年数を迎え、今後は環境面などを考慮し、新たな焼却炉は建設しない方針であり、代わって20〜30日かけ下水汚泥を減量するための消化施設を整備する。
 新設する汚泥消化施設は、タンクのようなものを2基設置する。詳細設計で規模をまとめた後、16年度は基礎工や地下管路に配線をつなげる工事、津波に対応するための嵩上げなどを行う。場内最大浸水深は1・9bを想定しており、TPプラス3・4bまで嵩上げする見込み。
 17年度以降は、造成や浄化槽などの土木工事を引き続き進めるほか、本体工として電気・機械設備工事に順次着手する。現状の計画では、17〜18年度に機械濃縮設備、18〜19年度に消化設備と汚泥脱水設備を進める予定。

提供:建通新聞社