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大分建設新聞社
2015/08/26

【大分】2期来年度に完了、道路改築5件発注へ

 大分市は、24年度から5ヵ年計画で滝尾中部地区住環境整備の第2期事業を進めている。市内各地の住環境整備事業は国からの補助金が削られ、工事遂行が難しい中にあって、滝尾地区は予算を削られながらも比較的順調のようだ。2期事業の中心は、東西幹線となる都市計画道路片島松岡線の整備。27年度は事業費4億6000万円で、同線関連の道路改築工事など5つの工事発注を予定している。
 滝尾地区は公共施設が未整備のまま住宅化が進んだため、防災上危険な密集住宅地を形成し、狭い道路が多い。生活の安全、防災面でも問題が多い。地区内には滝尾中学校、滝尾小学校もあり、地区の住環境の整備が望まれ、19年度から事業がスタートした。第1期は計画通り23年度までに終了し、南北の幹線道路・都市計画道路下郡羽田線などが完成した。
 第2期事業では、下郡バイパスと下郡羽田線の間の片島松岡線を整備する。26年度に東側の一部区間を整備済みで、27年度は、まだ用地交渉を終えていない140b区間を除き、L=260b(220+40b)、W=18bの道路改築工事を、9月に一般競争入札(総合評価)で発注する。残りの部分は28年度に発注する予定。
 同工事に伴う明治大分水路敷設替え工事(L=約220b)は20日に要件設定型一般競争入札で公告。申請書などは31日午後5時まで、入札書などは9月2日午後5時までに提出、9月4日に開札する。
 市道片島津守1号線の雨水排水施設・ボックスカルバート(L=約150b)、水道管仮設工事(L=約300b)を第3四半期後半あるいは第4四半期に発注する。道路改築は28年度に発注の予定。
 市道羽田片島1号線道路改築工事(L=60b、W=2・5b、舗装、側溝の設置)は先に指名競争入札に付したが不調となっため、指名替えし、26日の改札予定で再入札に付している。
 市道加納滝尾中学校線(米良バイパスとの接続部の交差点改良工を含む、L=約300b、W=6・9〜8・5b)は9月に要件設定型一般競争で発注予定。
 市は、計画通り、28年度までに第2期事業を完了させたい意向。その後、片島松岡線の東側への延伸(米良バイパスへの接続)を中心とする第3期事業を計画し、事業化したいとしている。

提供:大分建設新聞社