トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

秋田建設工業新聞社
2015/08/27

【秋田】日本新金属(株)秋田工場/5,173uで高機能棟新築

 レアメタル(希少金属)であるタングステンなどを生産している日本新金属株式会社の秋田工場(秋田市茨島三丁目1の18、青木幸生工場長)は、同工場敷地に高機能棟を建設し、タングステンの生産などを強化する。建築確認申請や施工者の正式決定を経て年明け1月以降に着工し、設備も含めて平成29年3月の完成を目指す。
 計画によると、鉄骨造平屋一部2階建て、延べ床面5,173.21u規模で建設するもの。主力製品のタングステンの生産を強化するとともに、使用済み超硬工具等の再利用について設備を増強させ、倉庫としても活用する。
 同社は創立以来、タングステンやモリブデンなどのレアメタルを生産。主力製品のタングステン粉やタングステンカーバイド粉は国内で唯一の一貫製錬を行うとともに、使用済み超硬工具等のタングステンスクラップを再利用したリサイクル技術も確立している。
 平成25年10月には秋田工場内で第二タングステン棟を完成(施工:三菱マテリアルテクノ)させ、タングステンカーバイド粉末の生産能力を増強している。タングステンは切削工具や耐摩工具として、自動車や航空機などのほか、IC基盤や半導体分野、カテーテルなど医療用機器分野、化学工業分野など様々な産業分野で使用されている。

提供:秋田建設工業新聞社